2020年1月号「CAR and DRIVER」は11月26日(火)発売

新型トヨタ・ヤリスと新型マツダCX-30、緊急試乗レポート

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ヤリスの走り.jpg▲新型トヨタ・ヤリス プロトタイプモデルにサーキットで試乗 新プラットフォームを採用したニューモデルの性能を徹底チェック  

新型トヨタ・ヤリス試乗報告

 2019年10月19日にワールドプレミアを飾った、新型トヨタ・ヤリスのプロトタイプにサーキットで試乗。レポートは河村康彦さんが担当しました。

 試乗車の仕様は
・1.5リッター直噴3気筒+ハイブリッド/FFと4WD/トランスミッションはTHS
・1.5リッター直噴3気筒/FF/トランスミッションは6MTとCVT

 この中で河村さんがとくに高く評価した仕様が1.5リッターの6MT仕様。河村さんが高く評価したポイントと理由については、本誌でご確認ください。

ヤリスのダッシュ正面.jpg▲ヤリスのインパネはシンプルな造形でまとめられている ソフトバッド仕上げで質感は高い

新型マツダCX-30の実力

CX-3020S・Lパッケージ.jpg▲マツダCX-30 写真のグレードは20S・Lパッケージ(FF) 価格は6MT/6SATともに279万4000円 エンジンは2リッターガソリン(156ps/199Nm)

 マツダCX-30はマツダ3とプラットフォームを共有するスタイリッシュなSUV。全長は4400mm未満、全幅は1800mm未満というディメンションは、立体駐車場を利用する機会が多いユーザーにうれしいサイズ。

 新型が搭載するエンジンは2リッターガソリン(156ps/199Nm)と1.8リッターディーゼル(116ps/270Nm)。このほか火花点火制御圧縮着火(SPCCI)方式のスカイアクティブXエンジンが、間もなくラインアップに加わる予定。

 レポートは桂伸一さんが担当。海外試乗会にも参加し、すでに実力の一端は確認済みのジャーナリストは、国内でドライブした新型車をどう評価するのでしょうか。桂さんのお勧めグレードにも注目です。

NEWトヨタC-HR・GRスポーツ

C-HR・GRスポーツ.jpg▲トヨタC-HR・S-T「GRスポーツ」 GRスポーツはS系グレードをベースに専用装備が施されたモデル

 トヨタC-HRがデビュー3年を迎えてマイナーチェンジを実施。話題のひとつは1.2リッターターボモデルに6MT仕様の設定。もうひとつは、GRスポーツのラインアップ追加です。

GRは、ル・マン24時間レースや世界ラリー選手権(WRC)で活躍するトヨタのモータースポーツ部門の情熱と技術が反映されたブランド。フロアセンターブレースやスポーツサスペンション、19インチタイヤ、切削光輝アルミホイール、スポーティシートなど走りの性能と、ファッション性を高めるアイテムで、スタンダードグレードと一線を画しています。

 ユーザーの利便性に配慮して「持ち込み車検を回避するために、ローダウンはしませんでした」と開発関係者が説明する足回り(サスペンションは専用チューン)を持つGRスポーツを、河村康彦さんがレポートします。

NEWホンダ・フリード

フリード 決まり.jpg▲ホンダ・フリード ・クロスター・ホンダセンシング(FF) 価格は278万1900円(FF、7SMT) クロスターは新設定されたフリード のニューシリーズ 専用マスクを装備

 ホンダ・フリード がマイナーチェンジを実施。フロントマスクのイメージを一新したほか、エンジンを改良。「カタログ上のスペックは従来どおりですが、実力はアップしています」とメーカーは説明。また、9種類の機能で構成する安全・運転システム、ホンダセンシングが全車に標準装備されました。

 CVTはブレーキ操作ステップダウンシフト制御が加わり、エンジンブレーキが効果的に活用できるようになりました。電動パワーステアリングのセッティング変更など、改良項目は多岐にわたります。

 マイナーチェンジで新登場した注目のグレードが、クロスター。専用デザインのフロントグリルと、前後バンパーで従来のフリードとは異なるキャラクターを演出。室内はプライムスムースとファブリックのコンビシートを採用するなど、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

 試乗車はクロスター。高速道路と市街地を舞台に、ニューグレードはどんなパフォーマンスを披露したのでしょうか。

新型ダイハツ・ロッキー/新型トヨタ・ライズ

ロッキー・赤2トーンのプレミアム.jpg▲ダイハツ・ロッキーG 価格は200万2000円(FF)/222万4200円(4WD) ボディカラーはコンパーノレッドにブラックの2トーン仕様(op)

ライズ・ターコイズフロント.jpg▲トヨタ・ライズ グレードはZ 写真のボディカラーはターコイズマイカメタリック(ライズ専用色)

 全長×全幅×全高3995×1695×1620mm、5ナンバーサイズのコンパクトSUVがデビューしました。エンジンは1リッター直3DOHC12Vターボ(98ps/140Nm)、車重は970〜980(FF)と軽量仕上げ。手ごろなサイズで軽快な走りが楽しめそうなニューモデルです。

 基本プラットフォームはロッキーとライズで共通。最大の違いは、フロントマスク。ロッキーが六角形グリル、ライズは台形グリル。個性は巧みに演出されています。新型車はボディサイズはコンパクトですが、ラゲッジルームの容量は3ナンバーサイズのSUVに匹敵(449リッター、FF)。4名分のキャンプ道具の積載に対応しています、とメーカーは説明。

 安全・運転支援装備が充実した新型は、リーズナブルな価格設定(ロッキーの場合170万5000円〜242万2200円)とあって、注目と人気を集めそうです。

特集 2020年に発売予定の国産ニューモデル〜After TOKYO Motorshow

フィット決まり.jpg▲新型ホンダ・フィット フィットは2020年2月発売予定 写真のグレードはホーム 新型の造形テーマは「柴犬」

 第46回東京モーターショーに出品された話題のモデルの多くが、2020年にも市販モデルのライアンアップに加わる予定です。発売間近といわれる国産車を大特集しました。

主な掲載モデルは
新型ホンダ・フィット/Honda e
新型SUBARUレヴォーグ
新型スズキ・ハスラー
新型三菱eKスペース
新型マツダMX-30
新型トヨタMIRAI
新型日産ARIYA

レヴォーグ.jpg▲新型SUBARUレヴォーグ 「勢いよくダッシュするにはエネルギーを溜めておく必要があります」とスバルのデザイーはコメント 新型レヴォーグはホイールアーチの造形やボディサイドのキャラクターラインに「溜め」を表現したと説明していました

 新型フィットは2020年2月デビューを予定。ベーシック、ホーム、ネス、リュクス、クロスターと5種類のグレードを用意し、ライフステージとライフスタイルに合わせてモデルが選べる提案型モデル。ワンモーションフォルの伝統を継承したスタイリングは、都会的な雰囲気に仕上がっています。

 新型SUBARUレヴォーグは、新開発1.8リッターターボを搭載するハイパフォーマンスワゴン。フロントマスクはシャープなラインが個性的。ボディサイドのキャラクターラインはサイドミラー付近で下降してから上昇する「溜め」を作ることで、ダイナミックな印象を強調しています。ホイールアーチがタイヤと同心円にならないよう、意図的に角ばらせている点も新型のこだわりです。

ハスラー決まり.jpg▲新型スズキ・ハスラーは1stモデルのコンセプトを継承して発展させたモデル 丸型ヘッドランプなど特徴的なアイコンは新型も採用

 1stモデルのデザインイメージを継承・発展させた新型ハスラーや、eKワゴンの大胆なフロントマスクをキープした三菱eKスペース、マツダ初のピュアEV(電気自動車)となる新型MX-30、FFからFRに変更された新型MIRAI、日産初の2モーター式EVの新型ARIYAなど、2020年の新車シーンを彩る注目モデルを徹底ガイドします

eKスペース.jpg▲新型三菱eKスペース eKワゴンで定着した迫力と存在感満点のフロントグリルをアレンジ

カー・アンド・ドライバー 2020年1月号

発行所:株式会社カー・アンド・ドライバー

発売所:株式会社ダイヤモンド社

定価710円

A4判変型・132ページ

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