フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは9月25日、日本に正規輸入する「ザ・ビートル(The Beetle)」の最終ロットを搭載した自動車運搬専用船がVGJ豊橋インポートセンターに隣接する明海埠頭第1号岸壁に接岸し、同日にVGJの社員も見守るなか、日本における最後のザ・ビートルが陸揚げされたとアナウンスした。
▲フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの最終ロットを搭載した自動車運搬専用船が9月25日に日本の明海埠頭(愛知県豊橋市)に接岸し、63台のザ・ビートルが陸揚げされた。写真はその際のセレモニーでのひとコマ
最後のザ・ビートルを乗せた船は、8月27日にメキシコのアカプルコを出港した自動車運搬専用船「Dalian Highway(ダリアン・ハイウェイ)号」で、最終ロットとして合計63台のザ・ビートルを積載。アカプルコ(メキシコ)→サンディエゴ(米国)→リッチモンド(米国)→日本を航路とした29日間の長旅を経て9月25日に愛知県豊橋市の明海埠頭に接岸し、63台のザ・ビートルを陸揚げした。最後に上陸したのは、ストーンウォシュドブルーメタリックのボディカラーを纏ったザ・ビートル・Rライン・マイスターである。
▲最後に上陸したザ・ビートルは、ストーンウォシュドブルーメタリックのボディカラーを纏ったRライン・マイスターだった
日本におけるザ・ビートルの輸入は2012年5月に開始され、今回の船による輸入分を合わせて7年4カ月で累計4万4681台(カブリオレを含む)が輸入された。なお、ザ・ビートルの生産はメキシコのプエブラ工場でのみ行われ、2019年7月11日に同工場での最後のザ・ビートルがラインオフされ、生産を終了している。