好調トヨタの米国販売レポート。前年同期比4倍も売れたモデルがあった!

▲トヨタGR86 フルモデルチェンジ効果もあり2022年第1四半期は前年同期比4倍以上を販売した
▲トヨタGR86 フルモデルチェンジ効果もあり2022年第1四半期は前年同期比4倍以上を販売した
▲トヨタbZ4X   トヨタの電動車ブランド「bZ」シリーズの第1弾モデル 米国でも発表済み
▲トヨタbZ4X トヨタの電動車ブランド「bZ」シリーズの第1弾モデル 米国でも発表済み

 トヨタが発表した2021年第1四半期、米国における新車販売は、レクサスと合わせて51万4592台。これはGMを抜いてメーカー別トップの販売台数である。

 トヨタ車は45万227台、レクサス車は6万4365台。ともに前年同期比を下回る結果だった。

 トヨタの発表によれば、トヨタは電動車(ハイブリッドを含む)の販売比率が約26%で、米国市場では89期連続で電動化率が最も高いメーカーだという。そして、「今年夏までに電動モデルを3車種追加する」と明らかにしている。

 BEVのbZ4XとレクサスRZは、日米ですでに発表されている。この2車種が米国で新しく発売されると仮定すると、もう1台が気になる。まったく新しいモデルが加えるのだろうか。それとも、電動技術が未発表のカローラクロスのようなモデルに、ハイブリッドが追加されるのだろうか。それとも米国には未設定のレクサスUXの電気自動車が、ラインアップに加わるのだろうか。

 トヨタの電動車戦略に要注目だ。

■2022年第1四半期 トヨタ・グループの米国における新車販売
ブランド=2022年/2021年(増減)
(メーカー発表のデータをもとに作成)

トヨタ・グループ=514,592/603,066(-14.7%)
 トヨタ=450,227/528,813(-14.9%)
 レクサス=64,365/74,253(-13.3%)

▲レクサスRZ   2023年モデルとしてすでに米国で発表されている
▲レクサスRZ 2023年モデルとしてすでに米国で発表されている

■2022年第1四半期 トヨタの米国における新車販売
モデル名=2022年/2021年(増減)
(メーカー発表のデータをもとに作成)

ヤリス=─/31(─)
カローラ=47,501/72,520(-34.5%)
スープラ=1,107/1,725(-35.8%)
GR86(FR-Sを含む)=3,257/764(+326.3%)
MIRAI=715/869(-17.7%)
アバロン(日本未発売)=2,155/5,136(-58.0%)
プリウス=10,278/14,050(-26.8%)
カムリ=61,505/78,151(-59.1%)
C-HR=4,255/10,401(-11.4%)
RAV4=101,192/114,255(-11.4%)
カローラクロス=10,157/─(─)
ヴェンザ(ハリアー)=10,836/13,623(-20.5%)
ハイランダー=66,026/63,831(+3.4%)
4ランナー=34,907/37,263(-6.3%)
セコイア(日本未発売)=422/2,037(-79.7%)
ランドクルーザー=28/1,896(-98.5%)
シエンナ(日本未発売)=20,061/26,578(-24.5%)
タコマ(日本未発売)=53,182/66,449(-20.0%)
タンドラ(日本未発売)=22,643/19,134(+18.3%)

▲トヨタ・タンドラ アメリカのトラック/SUVで重視される「牽引性能」をアピールするワンシーン
▲トヨタ・タンドラ アメリカのトラック/SUVで重視される「牽引性能」をアピールするワンシーン

■2022年第1四半期 レクサスの米国における新車販売
モデル名=2022年/2021年(増減)
(メーカー発表のデータをもとに作成)

IS=4,462/6,028(-26.0%)
RC=461/777(-40.7%)
ES=10,051/10,192(-1.4%)
GS=─/52(─)
LS=589/1,137(-48.2%)
LC=442/654(-32.4%)
UX=3,643/3,993(-8.2%)
NX=10,109/14,462(-30.1%)
RX=26,795/27,941(-4.1%)
GX=7,255/7,677(-5.5%)
LX=558/1,340(-58.4%)

▲RXシリーズは米国で最も売れているレクサス車 写真は450h
▲RXシリーズは米国で最も売れているレクサス車 写真は450h
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