ENEOSトレーディングは9月1日、ディーゼルエンジン用燃料添加剤、エコフォースDをリニューアルして発売する。商品改良で、有効成分を10%増量し、パッケージデザインを一新。既存のエコフォースG(ガソリンエンジン燃料添加剤)と合わせて、エンジン内部のクリーンアップに効果を発揮する。
ENEOSトレーディングは8月17日、「ディーゼルエンジン用燃料添加剤、エコフォースDをリニューアルし、9月1日から発売する」と発表した。商品改良で有効成分が増量され、パッケージデザインが新しくなった。
エコフォースDは石油メーカー(ENEOS)が国内で自社開発した清浄剤。インジェクターやバルブに付着する汚れ(デポジット)を除去する。また、エコフォースDを燃料に注入すると、セタン価が高くなり着火性がアップ。低温始動性が向上する。
リニューアルに伴い有効成分が10%増量され、インジェクターの清浄効果が高まり、「新車時のようなエンジンフィーリングがよみがえる」とメーカーは説明している。添加剤の効果で完全燃焼が促され、粒子状物質(PM)の発生を抑制。この結果、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)装置の再生距離が延長され、DPFの不具合発生を未然に防止する効果が期待できる。
エコフォースDの使い方は、軽油70リッターにつき1本(200ミリリッター)を注入。その後は走行2000kmごとに1本注入する。
なお、ガソリンエンジン用のエコフォースGは今年3月にリニューアルを実施。エコフォースDの改良で、シリーズのパッケージデザインのイメージが統一された。