JVCケンウッドが「ドライブレコーダー3機種を9月下旬から発売する」と発表した。同社は2カメラタイプや360度全方位録画対応のドライブレコーダーをラインアップするなど、高機能モデルの発売が続いていた。今回発表されたモデルはスタンダード機の位置付け。DRV-350は同社初のカラーバリエーションを設定したモデルで、充実した基本性能に加えて独自の付加価値をアピールする。
JVCケンウッドは8月28日、「ドライブレコーダーの新ラインアップ、3機種を9月下旬から発売する」と発表した。
新製品は「DRV-355」(想定価格1万6000円前後・税別、以下同)、「DRV-350」(1万4000円前後)、「DRV-250」(1万2000円前後)。
最上位機種、DRV-355の特徴は、32GBのmicroSDHCカードを付属している点(他の2機種は16GB)。
ミドルモデルのDRV-350はブルー/シルバー/ブラックのカラーバリエーションを設定。同社のドライブレコーダーで、初めてカラー展開を図った。
DRV-355とDRV-350はGPSが搭載されており、PC用連携ビュワーソフトで走行記録の確認ができる。
3機種に共通する基本機能は充実している。F値1.8の明るいレンズの水平視野角は約122度、垂直視野角は約63度、対角約150度。撮影はフルハイビジョン(1920×1080)に対応し、細部まで鮮明に記録できる。SDカードの断片化を防止する技術を搭載しており、従来は定期的に必要だったカードの初期化作業が基本的に不要になった。
万一の際に素早く録画が開始できる「緊急イチ押し録画ボタン」を本体底面に搭載。ボタンを押すだけですぐに録画が始まる。このときに録画した映像は、書き換えができないイベントフォルダーに保存される。
トンネルの入り口など明暗差の大きいシーンでの白トビや黒ツブレを抑制するHDR機能を搭載。最長24時間の「駐車監視タイマー録画」に対応している(別売のケーブルが必要)。
録画モードは常時録画/緊急イチ押し録画(手動録画)/イベント記録/駐車監視タイマー録画を設定。イベント記録と駐車監視タイマー録画の場合は、Gセンサーが衝撃を感知すると自動的に録画がスタートする。
本体サイズは3機種共通で、全幅×全高×奥行き60.8×58.1×33.9mm。ブラケットを使って装着したときの全高は、最大88mm。液晶画面は2.0型のフルカラーTFT。撮影素子は2.7分の1型のフルカラーCMOSである。