高いと感じるガソリン価格は「150円以上」が最多！5人に1人がガソリン価格によるクルマの利用頻度を「変えたいが変えられない」と回答

　パーク24は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「ガソリン価格」に関するアンケート結果を公表。その結果、ガソリンが高いと感じる価格は「150円以上」が最も多く、5人に1人がガソリン価格によるクルマの利用頻度を「変えたいが変えられない」と回答したことが分かった。

▲高いと感じるガソリン価格は「150円以上」が最多！　5人に1人がガソリン価格によるクルマの利用頻度を「変えたいが変えられない」と回答

　10月11日時点でのガソリンなど店頭現金小売価格は、全国平均で1リットル当たり168.7円(レギュラー)となり、4週連続で値下がりした。経済産業省は13日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットル当たり36.8円の補助金を支給しているが、いまだ低い価格とは言えない。2017年以降130円を下回ることなく、2016年と比べると2022年は50円以上も値上がりしている。

　タイムズクラブは、クルマを運転する人にお得で便利なサービスを提供する入会金・年会費無料の会員制サービスだ。タイムズパーキングやタイムズカー、タイムズカーレンタルの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供している。会員数約2022年8月末現在で968万人に及ぶ。本アンケートは、駐車場やカーシェアリング、レンタカー等のクルマに関わるサービスを利用した人々を対象に行われた。　

■調査概要
調査対象：タイムズクラブ会員(8月25日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービスを利用した人)
調査方法：非公開型インターネットアンケート
調査期間：2022年8月25日～8月31日
有効回答者数：5225名

▲高いと感じるレギュラーガソリン1Lあたりの価格について(クリックすると拡大します)

　調査の結果「高いと感じるレギュラーガソリン1Lあたりの価格は何円ですか？」という質問に対して、高いと感じるレギュラーガソリン価格は「150円/L」が最多だった。また、これまで3％以下だった「160円以上/L」が初めて10％を超えた。なお、2019年までは「150円以上/L」〜「200円以上/L」を選択した人は30％以下だったのに対して、今回は55％と初めて過半数となった。

▲ガソリン価格によるクルマの利用頻度の変化について(クリックすると拡大します)

　「ガソリン価格が車の利用頻度にどのように影響しますか？」についての質問に、クルマの利用頻度が「変わらない」と答えた人はは55％で半数を超えた。また、5人に1人は「変えたくても変えられない」状況であることがわかった。

クルマの利用頻度別で見ると、クルマを「毎日」利用する人は「変えたいが変えられない」と「変わらない」で約90％となっている。その他の利用頻度においても、「変えたくても変えられない」「変わらない」で70％前後となっており、クルマを利用する人の多くは、ガソリン価格が変動してもこれまで通りクルマを使い続けざるを得ないようだ。

▲ガソリン価格によるクルマの利用頻度の変化(クルマの利用状況別)について(クリックすると拡大します)

　「ガソリン価格が高いと感じる時にする工夫はなんですか？」という質問に対して、「給油時に会員割引やカード特典を活用する」が23％と最も多くなった。ほかにも「少しでも安いガソリンスタンドを探して給油する」、「急加速・急減速などを避けたエコドライブを心がける」、「クルマの利用を控える」、「自家用車ではなくカーシェアを利用する」などが順に上がった。

▲ガソリン価格が高いと感じる時にする工夫(複数回答)について(クリックすると拡大します)

　パーク24はガソリン価格に関するアンケートを過去に4回実施しているが、2016年を除き実際のガソリン価格は各調査年で多くの人が「高い」と感じるガソリン価格を上回っている。今年は「150円以上/L」が最多となったが、「120円以上/L」「130円以上/L」を高いと感じると回答した人も25％いることから、昨今のガソリン価格高騰はドライバーにとって負担となっていることが伺える。

▲「最近燃費が落ちた気がする」と感じる場合、タイヤの空気圧やクルマのメンテナンスで改善することも！

　なお、パーク24グループが提供するカーシェアリングサービス「タイムズカー」は利用料金にガソリン代が含まれているため、ガソリン価格を気にせずに利用することができる。家計の節約手段の一つとして、そういったカーシェアリングを活用してみるのも有効手段になるかもしれない…。