10月の国産メーカーを含めた乗用車の輸入台数は17,616台となり、前年比同月比118.2%となり、先月に引き続き前年超えとなった。1月からの累計(1月-10月)では前年比88.4%で、復調傾向だ。
トップ2のメルセデス、BMWが前年比140%超えと好調。BMWは先月の3位からランクアップとなった。その他主要ブランドで大幅に前年同月比で伸長したのは、BMWミニ(154%)マツダ(836%)プジョー(139%)ランドローバー(402%)。
3ナンバーで500台以上の登録となったマツダだが、CX-3の生産が先月からAAT(オートアライアンス・タイランド)生産に切り替わり、輸入が本格化している影響。11月で創立27周年を迎えたAATでは7年前からCX-3の海外向けの生産が始まっており、現在はCX-30も生産するグローバルでの主力工場となっている。日産のタイ工場でのキックスやマーチ、スズキのハンガリー工場のエスクードも同様の逆輸入車となる。このような横方向でのスイング生産は、海外工場の品質成熟化によって今後増えてくるだろう。