2022年1〜9月の米国カリフォルニア州の新車販売データまとまった。
第3四半期までにカリフォルニア州で売れた新車は124万5748台、米国全体で1023万6245台だから、カリフォルニア州のシェアは約12.2%である。前年同期の148万4862台(同12.6%)から約16.1%減である。
市場全体が縮小傾向にある中、売れに売れているのがテスラ車である。今年1~9月の販売台数は13万3545台、前年同期比62.8%増。販売台数トップのトヨタ(21万6500台、同21.3%減/レクサスを含めると25万4157台)とは開きがあるが、カリフォルニア州では2番目の販売台数である。ビッグ3を構成するGMは11万6862台、フォードは10万5894台。伝統あるメーカーを超えている。
車名別販売台数を見ると、モデル3が5万6851台で、乗用車全体でトップ。SUVのモデルYは6万1544台で、ライトトラック部門のトップセラーになっている。参考までに乗用車とライトトラックの販売2位は、それぞれトヨタ・カムリ(4万358台)とトヨタRAV4(4万4738台)である。
カリフォルニア州は「2035年以降は週内でのガソリン車やハイブリッド車の新車販売を禁止する」規制案を可決している。PHEVは、EV走行距離が80km未満のモデルはZEVとして認められない。
カリフォルニア州は新車販売に占める排出ガス・ゼロ車(ZEV)の比率を2026年までに35%、30年までに68%、35年までに100%にすることを自動車メーカーが義務付ける。未達の場合は、1台あたり最大2万ドルの罰金が待っている。
年間販売200万台規模の新車マーケットのカリフォルニア州で、2022年第3四半期までの電気自動車販売台数は19万6828台。そのうちテスラ車は13万3545台、シェアは67.8%である。