2021年4月の乗用車パワーユニット別販売台数データ(輸入車含む、軽自動車除く)。新車販売の内訳をガソリン車、HV(ハイブリッド)、PHV(プラグインハイブリッド)、ディーゼル車、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)で整理した。ガソリンとハイブリッドで全体の90%以上を占めている。
■2021年4月 乗用車パワーユニット別販売台数(輸入車含む、軽自動車は除く)
年月=ガソリン/HV/PHV/ディーゼル/EV/FCV/その他(LPGなど)
2021年4月=G 100,378(54.9%)/D 9,003(4.9%)/HV 70,864(38.8%)
EV 686(0.4%)/PHV 1,598(0.9%)/FCV 224(0.1)/その他 7(-)
●日本自動車販売協会連合会の資料をもとに作成
乗用車(軽自動車を除く)の販売台数上位4社のパワートレーン別比率は、おおむね前月と同じ傾向だった。
電動車(HV+PHV+EV+FCV)比率は40.2%(前月30.6%)、ECV(充電可能車=EV+PHV)比率は1.3%(同1.6%)である。
注目は、ホンダがガソリン車比率を5.9ポイント下げ、ハイブリッド比率を5.6ポイントアップさせている点。新型ヴェゼルはHV3グレード、ガソリン1グレード(FF)と、HV重視のラインアップを展開。HV比率を高める一因となるか要注目。
マツダと三菱は、ディーゼルエンジンの販売比率が高い。マツダはロードスターとMX-30以外の全車にディーゼル仕様を設定している。一方、三菱のディーゼル仕様はデリカD:5だけに搭載。ディーゼルとPHEV(エクリプスクロスとアウトランダー)が三菱の独自性といえそうだ。
スズキはハイブリッド仕様をソリオ、スイフト、クロスビーなどに設定。マイルドハイブリッドだが販売の約3分の2を占めている。