三菱自動車は2020年11月2日に「新環境計画パッケージ」の策定を発表した。
「2050年を地球規模の重要な節目の年と捉え、今後30年間を10年単位で達成すべきレベルを明確にして取り組みを実行」していく。
まずは2030年までに、新車と事業活動で排出されるCO2の40%削減(2010年比)と、電動車比率50%の達成を目指す。電動車はBEV、PHV、HVを指すが、三菱自動車はこのうち、得意とするPHVを中心に電動化を推進していく。
PHVについては補足が必要だ。三菱はプラグインハイブリッド車の略称をPHVとせず、あえてPHEVとしている。電気自動車の技術をベースに開発したプラグインハイブリッド「EV」と位置づけているからだ。
2020年には国内でエクリプスクロスにPHEVモデルを追加。タイではアウトランダーPHEVの現地生産および販売を開始した。
電動化技術と四輪制御技術を融合したアウトランダーPHEVは、これまで60カ国以上で販売。2020年の欧州市場では、SUVタイプのPHVとして最多の販売台数を記録した。