米国の4月新車セールスは、日本メーカーでは販売データを公表している全4社が、前年実績を上回った。昨年4月が新型コロナウイルス感染拡大の影響で新車販売がほぼ50%減だった反動増により、4メーカーが2倍以上の伸びを記録した。
トヨタは23万9311台を販売した。前年同月比は182.6%増(3倍弱)と、2カ月連続で前年実績を上回った。
ホンダは15万6482台で、前年同月比は171.0%増と3倍弱。2カ月連続で昨年実績を上回った。主力車の中では、アコードが2万1035台を販売。同137.7%増と、2カ月連続で増加した。CR-Vは、4万779台をセールスし、同234.2%増と、3カ月連続で前年同月超え。シビックは、2万8414台を販売、同111.5%増と、2カ月連続で前年実績を上回った。
中型SUVのパイロットは、同112.1%増の1万3915台と、5カ月連続で増加。ミニバンのオデッセイは、同129.4%増の9022台と、2カ月連続のプラス。SUVのパスポートは、同228.7%増の5239台と、5カ月連続の前年超え。HR-V(日本名ヴェゼル)は、同347.5%増の1万3005台と3カ月連続のプラス。フィットは、同44.7%増の1717台と、2カ月連続で前年実績を上回った。ピックアップトラックのリッジラインは、同215.5%増の4607台と、3カ月連続で増加した。
なお、日産、三菱、GM、フォード、FCA・US、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディは四半期ごとのデータを発表になる。
SUBARU(スバル)が4月、6万1389台を販売。前年同月比は100.5%増と約2倍に。2カ月連続で前年実績を上回った。主力のアウトバック(日本名レガシィ・アウトバック)は1万5728台を販売し、同95.1%増と、9カ月連続で増加。SUVのクロストレック(日本名XV)は1万2599台をセールスし、同180.7%増と8カ月連続で増加した。
インプレッサは、同85.6%増の3447台と、2カ月連続のプラス。フォレスターは同106.3%増の1万9452台と、2カ月連続で増加した。3列シートSUVのアセントは、同11.3%増の4398台と、2カ月連続の前年超えとなった。BRZ(1stモデル)は同12・4%増の118台と好調が持続した。
マツダは、3万1117台を販売。前年同月比は184.4%増と、2カ月連続で前年を上回った。最量販車はSUVのCX-5で1万4883台、185.1%増と、2カ月連続で前年実績を超えた。中型SUVのCX-9は3188台。同194.1%増。CX-3は、同146.0%増の893台と、2カ月連続で増加した。CX-30は、同273.0%増の5532台と好調。
乗用車は、マツダ6が、同103.4%増の1517台。マツダ3は、同154.3%増の3794台と、2カ月連続で前年実績を上回った。MX-5ミアータ(日本名ロードスター)は1310台、同137.3%増と、8カ月連続アップ。
ボルボカーズは、1万1036台を販売した。前年同月比は185.5%増と、11カ月連続で前年実績を超えた。販売の主力はXC40、XC60、XC90のSUV3車種。現代自動車は7万7523台を販売し、前年同月比128%増。最量販モデルはSUVのタスカンで、1万6901台を販売。1〜4月で5万48台のセールスは前年同期比56%増である。