米国の5月新車セールスは、販売データを公表している日本の4社すべてが前年実績をクリアした。前年同月がコロナ禍で新車販売が大幅に落ち込んだ反動増という意味合いが大きい。
トヨタは24万2171台を販売した。前年同月比は46.7%増と、33カ月連続で前年実績を上回った。トヨタ・ブランドのセールスが同46.5%増の21万2447台、レクサスは同48.6%増の2万9724台。
ホンダは17万6815台をセールス。前年同月比は46.2%増と、3カ月連続で前年実績を上回った。アコードが2万6299台を販売。同51.4%増と、3カ月連続で増加。CR-Vは、4万2090台をセールス。同45%増と、4カ月連続で好調。
シビックは、3万5962台を販売。同32%増と、3カ月連続で前年実績を上回った。中型SUVのパイロットは、同34.8%増の1万6480台。
ミニバンのオデッセイは、同31.7%増の1万71台と、3カ月連続のプラス。新型SUVのパスポートは、同44%増の5092台と、6カ月連続の前年超え。
HR-V(日本名ヴェゼル)は、同115.8%増の1万5242台と4カ月連続のプラス。
ピックアップトラックのリッジラインは、同71.8%増の4387台と、4カ月連続で増加した。
SUBARU(スバル)は5万6558台を販売。前年同月比は8.8%増と、3カ月連続で前年実績を上回った。
主力のアウトバック(日本名レガシィ・アウトバック)は 1万3994台を販売し、同23%増と、10カ月連続で増加。
SUVのクロストレック(日本名XV)は1万13台をセールスし、同5.6%増と9カ月連続で増加した。
インプレッサは、同4.5%減の2946台と、3カ月ぶりに減少。フォレスターは同12%増の2万6台と、3カ月連続で増加した。
3列シートSUVのアセントは、同24.9%減の4310台と、3カ月ぶりの前年割れとなった。
マツダは、過去最高の4万2187台を販売。前年同月比は69.2%増と、3カ月連続で前年実績を上回った。
最量販車はSUVのCX-5で2万595台。同69.6%増と、3カ月連続で前年実績を超えた。
中型SUVのCX-9は4409台。同82.1%増と、5カ月連続で増加。
CX-3は、同14.8%増の967台と、3カ月連続で快走。新型SUVのCX-30は、同122.1%増の7959台と好調をキープ。
乗用車は、セダンのマツダ6が、同58.1%増の2335台と、3カ月連続で前年実績を上回った。
マツダ3は、同34.4%増の4525台と、3カ月連続で前年実績を上回った。
スポーツカーのMX-5ミアータ(日本名ロードスター)が1397台を販売し、同26.8%増と、9カ月連続のプラスとなった。
韓国の現代自動車は9万17台を販売。前年同月比56%増で、3カ月連続で月間最多販売台数を更新している。参考までに示すと、4月は7万7523台、3月は7万5403台だった。1〜5月の累計販売台数は33万4670台である。
欧州勢は、ボルボカーズが1万3221台を販売。前年同月比は38.9%増と、12カ月連続で前年実績を上回った。販売の主力は、XC40、XC60、XC90のSUV3車種。5月は電動モデルが、全販売の20.8%を占めた。
日本の日産と三菱、米国のGM、FCA・US、欧州のメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWなどは販売実績を四半期ごとの発表に変更している。そのため、5月の米国総販売台数は未集計である。