トヨタ博物館でSDGsを考える企画展を7月16日から開催

 トヨタの文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)は、2021年7月16日(金)から10月17日(日)まで、「SDGsとは何か」を17の目標と169のターゲットを、車両3台とともに紹介する企画展を開催すると発表した。

トヨタ博物館。2021年7月16日より、SDGsとはなにか、17の目標と169のターゲットを、車両3台とともに紹介
トヨタ博物館。2021年7月16日より、SDGsとはなにか、17の目標と169のターゲットを、車両3台とともに紹介

 SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、世界中の広範囲な問題を包括的に解決することで持続可能な社会をつくることを提唱する目標のことだ。具体的にはSDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられた。

 トヨタ博物館にとっても、”Sustainability”は大きなテーマであるという。歴史文化を末長く後世に伝える事を通じて持続可能な将来を考える装置が博物館といえるかもしれない。今回の企画展は「SDGsとは何か、わたしたちができる身近なことは何か」を紹介するとともに、来場者と一緒にこの課題を考えていきたい、そんな思いから開催に至った。

▲トヨタ MIRAI (2020)
▲トヨタ MIRAI (2020)

企画展では、3台の車両が同時に展示される。
 一台目はトヨタ MIRAI (2020)。カーボンニュートラルの代表的車種として、酸素と水素の化学反応によって電気をつくり、きれいな空気と水だけを排出する究極のエコカーとして紹介される。

▲トヨタ ヤリス [ハイブリッド] (2020)
▲トヨタ ヤリス [ハイブリッド] (2020)

 2台目は、トヨタ ヤリス [ハイブリッド] (2020)。メーカーオプションにて設定されたアクセサリーコンセントを装着することで、非常時に移動する電源としても活用できる電動車の一例として登場する。

▲人力車  (明治後期)
▲人力車 (明治後期)

 3台目は、SDGsに対し示唆に富んだ一台だ。日本発祥の初期のモビリティで移動の促進や雇用の受け皿でもあり、様々な社会的課題の解決に貢献した明治後期の人力車が担う。

■企画展概要
会期    2021年7月16日(金)~ 10月17日(日)
場所    トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
内容    SDGsとはなにか、17の目標と169のターゲットを、車両3台とともに紹介します。また日常的に身近にできる取り組みについても紹介をし、見た人が行動に移せるようにと考えています。
https://toyota-automobile-museum.jp/event/detail/3162.html

SNSでフォローする