Hondaの中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は、中国での汎用エンジンを中心としたパワープロダクツ累計生産が1500万台を達成したと発表した。
Hondaは、2002年に中国でのパワープロダクツ生産を開始して以来、コア技術である汎用エンジンを中心に、芝刈機や耕うん機などの日常で役立つ「力」となる製品から、発電機などエネルギーを生み出す製品まで、さまざまな暮らしを支える製品を提供してきた。
2011年には、中国カスタマーの生活に根差し、市場ニーズを的確にとらえた製品を提供すべく、嘉陵-本田発動機有限公司 研究開発センターを設立。刈払機や耕うん機など、中国農機市場に向けたさまざまな中国開発製品を展開している。
また、中国で生産する多彩なパワープロダクツは、現在100ヵ国以上の国々に輸出され、中国のみならず世界中のユーザーに愛用されている。特に、中国の多様な使用環境に対する研究を通じて磨かれた中国開発製品は、近年、アジア地域へも輸出を拡大しており、グローバル市場においても真価を発揮している。このように、中国のパワープロダクツ事業は、Hondaのパワープロダクツ事業を支える大きな柱の1つとなっている。
■中国におけるパワープロダクツ累計生産1,500万台の歩み
1993年 1月 嘉陵-本田発動機有限公司設立※
2002年 8月 パワープロダクツの生産を開始
2004年 3月 累計生産10万台を達成
2007年 3月 累計生産100万台を達成
2011年 7月 嘉陵-本田発動機有限公司 研究開発センター設立
2015年 1月 初の中国開発製品「UMQ435」(刈払機)の生産を開始
2017年 11月 累計生産1,000万台を達成
2019年 12月 重慶嘉陵工業有限公司の持分株式を購入しHonda独資企業となる
2020年 7月 本田動力(中国)有限公司に社名を変更
2021年 7月 累計生産1,500万台を達成
※ 二輪エンジン・完成車の製造及び販売を主な事業とする合弁会社として設立