ミシュランからスポーツ EVやスポーツハイブリッド車用ハイスペックスポーツタイヤ 「MICHELIN PILOT SPORT EV」発売

 ミシュランは、スポーツタイヤのMICHELIN PILOTシリーズにスポーツ EV・スポーツハイブリッド車向け、「MICHELIN PILOT SPORT EV」を新たに追加し、9月より順次発売すると発表した。サイズは19インチから21インチまでの計5サイズで、価格はオープンとなる。

▲MICHELIN PILOT SPORT EV
▲MICHELIN PILOT SPORT EV

 近年、新車販売台数に占める電動車の比率は高まっており、今後もこの傾向は続くと見られている。車種別においても軽自動車はもちろん、コンパクトカーや乗用車、SUV車など多種多様な車両にその広がりを見せている。スポーツカーも例外ではなく、高出力でハイパフォーマンスなスポーツEVやスポーツハイブリッド車が普及しつつある。

「MICHELIN PILOT SPORT EV」は、スポーツカーユーザーが本来求める安全性能とドライビングする悦びを失わずに、電動車特有の性能に適合させたミシュランパイロットスポーツシリーズに新たに追加される、スポーツEV・スポーツハイブリッド車向けスポーツタイヤだ。

▲トレッドセンター部にフォーミュラEのレース用タイヤ技術を応用した新開発のコンパウンドを採用。高いグリップ力を発揮し、パワーを確実に路面に伝える
▲トレッドセンター部にフォーミュラEのレース用タイヤ技術を応用した新開発のコンパウンドを採用。高いグリップ力を発揮し、パワーを確実に路面に伝える

 電動化されたスポーツカーは、一般的な電動車と比べバッテリー搭載量が大きく、ハイパワーで消費電力が大きいことが特徴だ。MICHELIN PILOT SPORT EVは、スポーツタイヤでありながら転がり抵抗を抑制することで効率的に車両の出力を路面へ的確に伝え、車両が本来持つパフォーマンスを最大化させながら環境負荷の低減にも貢献する。

トルクフルなモーターに対応し、国際レースシリーズのフォーミュラ E※1で培った技術を応用した新設計コンパウンドと内部構造を最適化、重量化された車両でのスポーツ走行時でも安定したグリップを確保。また偏摩耗や早期摩耗を抑制し、安全性と経済性、原材料使用量の低減を可能にしている。

さらに、モーター走行時の車内騒音にも配慮し、タイヤ内側に消音部材を採用することで快適な運転環境を提供する。

※1:100%電動のフォーミュラカーで行われる国際レースシリーズ。タイヤメーカーは1社のみ限定、ミシュランは開催年より7シーズンにわたり公式タイヤサプライヤーとして参戦。

▲100%電動のフォーミュラカーで行われる国際レースシリーズ「FormulaE」に、ミシュランは開催年より7シーズンにわたり公式タイヤサプライヤーとして参戦している
▲100%電動のフォーミュラカーで行われる国際レースシリーズ「FormulaE」に、ミシュランは開催年より7シーズンにわたり公式タイヤサプライヤーとして参戦している

 展開するサイズは計5サイズで下記の通りとなる。

■サイズについて
・255/45R19 104W XL Acoustic
・235/45R20 100V XL Acoustic
・255/40R20 101V XL Acoustic
・255/35R21 98W XL Acoustic
・275/35R21 103W XL Acoustic

 2050年までにタイヤを100%持続可能にするコミットメントをしているミシュランは、持続可能なモビリティの発展に貢献するため、タイヤに求められる基本性能のさらなる向上と新たな価値の創造を目指している。

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