アウトモビリ・ランボルギーニは、2022年の販売台数が世界で9,233台となり、前年度比で10%増加し史上最高となったと発表した。
販売台数について、2022年は、すべての地域で前向きな兆しがはっきりとみられ、ほぼすべての主要市場で全記録を塗り替えた。2021年と比べ、アジアは+14%、続いて米州は+10%、EMEA(欧州、中東、アフリカ)は+7%を記録した。
その要因となったのは世界全域で得た高いブランド評価だ。わずか1年でディーラー数が173から180へと拡大、また53の国々で存在感を示している。
国別販売台数のトップは、2021年に続き米州(2,721台、前年比10%増)、続いて中国本土、香港、マカオ(1,018台、前年比9%増)、ドイツ(808台、前年比14%増)、英国(650台、前年比15%増 )、日本(546台、前年比22%増)だった。
モデル別では、スーパー SUV「ウルス」がトップ5,637台(2021年比7%増)、次に見事な増加率を記録したクラカン(3,113台、2021年比20%増)、続く2022年9月に生産終了を迎えたアヴェンタドールは753台だった。
■アウトモビリ・ランボルギーニ Chairman and CEO ステファン・ヴィンケルマン氏 コメント
「当社の成長と発展の流れは持続しており、堅実な方向性と的確な選択をとっています。これは着実かつ現実的な成果を出せる、極めて明確な総合的判断のたまものです。当社では特別受注を注意深く、慎重に管理する体制が整い、ブランドの独自性を守るために成長の統制と維持を主眼とした明確な戦略を推進しています。2023年度は数々の挑戦と変化が待っていますが、自らの限界を乗り越えて取り組む準備ができています。次なる目標にフォーカスする機会を得て、また18カ月の納車待ちも支えとなり、自信を持って未来と次のゴールを目指すことができます」
2023年度は現在の路線をさらに加速させていく。ランボルギーニ初のハイブリッド車を製造し、コル・タウリ( 持続可能な開発戦略)プログラムの第2フェーズに入る。2021年に発表したこの戦略的ロードマップには、ランボルギーニ史上最大となる金額(5年間で18億ユーロ)を投資、ハイブリッド化への移行、続いて完全な電動化モデルへの移行を予定している。