トヨタの子会社であるウーブン・プラネットは、2021年4月に発表した米国配車サービス会社Lyft, Inc.(リフト)の自動運転部門であるLevel 5の買収をしたと発表した。モビリティの革新や自動運転、ロボティクス、スマートシティ領域への投資を進めるウーブン・プラネットにとって、初めての買収案件となる。
リフトは2012年に設立され、米国とカナダにおける世界有数の米国配車サービス会社だ。
今回の買収によりウーブン・プラネットは、テクノロジー、人材、およびグローバルな開発拠点を強化する。具体的には、レベル5が有するシリコンバレー、ロンドンにおけるオフィスおよび事業を直ちに継承し、300人以上の優秀なエンジニア、研究者、モビリティの専門家から成るチームを迎え入れる。また、リフトのセンシング、コンピューティング、ソフトウェア資産、およびレベル5の自動運転システムに関する戦略的能力を獲得した。
■ウーブン・プラネット 代表取締役CEO ジェームス・カフナーのコメント
レベル5とのパートナーシップは、ウーブン・プラネット初の大型買収案件であり、当社の将来にとって重要な投資となります。また、すべての人に移動の自由を届けるための能力を強化し、モビリティ変革の最前線において必要となるリソース、人、テクノロジーを獲得します。世界トップクラスのテクノロジーと専門性を持つレベル5、卓越したソフトウェアに関する知見を持つウーブン・プラネット、および先進的な研究成果を持つトヨタ・リサーチ・インスティテュートが協働することにより、高い専門性で業界をリードしていきます。私たちは、この買収の完了により、ウーブン・プラネットのビジョンである「Mobility to Love, Safety to Live」を実現するための「ドリームチーム」が出来上がることを楽しみにしています。