ホンダの中国汎用エンジン事業が創立30周年を迎えた
2023年1月、「中国におけるパワープロダクツ生産販売現地法人の本田動力(中国)有限公司(HPPC)の創立30周年記念式典が開催された。
HPPCは1996年1月に2輪車生産販売を行う嘉陵-本田発動機有限公司が前身。2002年からはパワープロダクツの生産を開始。汎用エンジンや芝刈り機、耕運機などの製品を提供してきた。2023年2月には累計販売台数が2000万台に到達する見込みだ、とホンダは説明している。
Hondaの中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司(本社:北京 総経理 井上勝史)は、2023年1月6日現地時間14時(日本時間:15時)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします
<ご参考>
Hondaの中国におけるパワープロダクツ生産販売現地法人である本田動力(中国)有限公司(以下、HPPC)は、2023年1月12日に創立30周年を迎えることを記念し、本日、式典を開催しました。
HPPCは、1993年1月に、前身となる二輪車生産販売合弁会社「嘉陵-本田発動機有限公司」として設立され、2002年からはパワープロダクツの生産を開始しました。それ以来、中国のお客様に、汎用エンジンを中心に、芝刈機、耕うん機、発電機など、さまざまな暮らしを支える製品をお届けしてきました。2023年2月には、累計販売台数が2,000万台に到達する見込みです。
また2050年カーボンニュートラルの実現に向け、HPPCは中国において初の電動パワープロダクツ製品となる刈払機などの電動ハンドヘルド作業機(※)の販売を2022年12月に開始しました。今後もHondaは、中国で展開する二輪・四輪・パワープロダクツ全ての事業で電動化に取り組み、お客様の暮らしを豊かにする新価値の提供にチャレンジしていきます。
※手で持って使用し持ち運びが可能な、刈払い機やチェーンソーなどのパワープロダクツ製品を指す
「これまで私達を支えてくださったお客様、30年間ともに歩んできたお取引先、販売店、従業員、家族の皆様に心から感謝申し上げます。今後もHondaは、新たな電動化製品を含む質の高いパワープロダクツ製品を通じ、お客様に『生活の可能性が拡がる喜び』を提供してまいります」
1993年1月=嘉陵-本田発動機有限公司設立※
2002年8月=パワープロダクツの生産を開始(初生産機種は汎用エンジンGX160)
2011年7月=嘉陵-本田発動機有限公司 研究開発センター設立
2015年1月=初の中国開発製品「UMQ435」(刈払機)の生産を開始
2017年4月=累計販売1,000万台を達成
2019年12月=Hondaが重慶嘉陵工業有限公司の持分株式を購入しHonda100%出資/子会社となる
2020年4月=累計販売1,500万台を達成
2020年7月=本田動力(中国)有限公司に社名を変更
2022年12月=中国初となる電動パワープロダクツ製品の販売を開始
※二輪エンジン・完成車の製造および販売を主な事業とする合弁会社として設立
設立=1993年1月
所在地=中国 重慶市
代表者=総経理 鶴薗 圭介
従業員数=約2,400名
資本金=4,338万USD
事業内容=パワープロダクツ製品の製造、販売、輸出
生産能力=汎用エンジン162万台/完成機44万台/船外機6万台
生産モデル=汎用エンジン(GX・GPシリーズなど)/完成機(芝刈機、刈払機、耕うん機、茶摘機、ポンプ、発電機など)/船外機
インドでパワープロダクツ生産累計500万台を達成
Hondaのインドにおけるパワープロダクツ生産販売現地法人であるホンダインディアパワープロダクツ・リミテッド(本社:ウッタルプルディッシュ州グレーターノイダ、社長:上田 高広)は、現地時間2022年2月28日に以下を発表しましたので、ご案内いたします。
<ご参考>
インドにおけるパワープロダクツ生産販売現地法人であるホンダインディアパワープロダクツ・リミテッド(Honda India Power Products Limited 以下、HIPP)は、2022年2月にパワープロダクツの生産累計500万台を達成しました。
HIPPは、Hondaのインドにおける初の生産拠点として1985年に設立され、1988年に発電機の生産を開始しました。以来、発電機に加え、汎用エンジン、ポンプ、耕うん機等の生産も手がけ、現在の年間生産能力は35万台となっています。
HIPPで生産されたパワープロダクツは、アジア大洋州域内のみならず、北米や欧州など約40ヵ国に輸出しており、その品質や性能に対して高い評価をいただいています。
設立=1985年9月
所在地=インド ウッタルプラデッシュ州 グレーターノイダ
代表者=社長 上田 高広
資本金=1億140万インドルピー
従業員数=約1,400人
事業内容=パワープロダクツの生産・販売およびサービス
生産能力=35万台/年
中国でのパワープロダクツの累計生産1,500万台を達成
<ご参考>
Hondaは、中国でのパワープロダクツ累計生産1,500万台を達成しました。
Hondaは、2002年に中国でのパワープロダクツ生産を開始して以来、コア技術である汎用エンジンを中心に、芝刈機や耕うん機などの日常で役立つ「力」となる製品から、発電機などエネルギーを生み出す製品まで、さまざまな暮らしを支える製品を提供してきました。
2011年には、中国のお客様の生活に根差し、市場ニーズを的確にとらえた製品を提供すべく、嘉陵-本田発動機有限公司 研究開発センターを設立し、刈払機や耕うん機など、中国農機市場に向けたさまざまな中国開発製品を展開しています。
また、中国で生産する多彩なパワープロダクツは、現在、100ヵ国以上の国々に輸出され、中国のみならず世界中のお客様にご愛用いただいています。特に、中国の多様な使用環境に対する研究を通じて磨かれた中国開発製品は、近年、アジア地域へも輸出を拡大しており、グローバル市場においても真価を発揮しています。このように、中国のパワープロダクツ事業は、Hondaのパワープロダクツ事業を支える大きな柱の1つとなっています。
Hondaは今後も、「技術は人のために」という創業以来の精神のもと、中国でのライフクリエーション事業を通じて、世界中のお客様の暮らしを豊かにする新価値の提供にチャレンジしていきます。
1993年1月=嘉陵-本田発動機有限公司設立※
2002年8月=パワープロダクツの生産を開始
2004年3月=累計生産10万台を達成
2007年3月=累計生産100万台を達成
2011年7月=嘉陵-本田発動機有限公司 研究開発センター設立
2015年1月=初の中国開発製品「UMQ435」(刈払機)の生産を開始
2017年11月=累計生産1,000万台を達成
2019年12月=重慶嘉陵工業有限公司の持分株式を購入しHonda独資企業となる
2020年7月=本田動力(中国)有限公司に社名を変更
2021年7月=累計生産1,500万台を達成