三菱、新型『アウトランダー』が米国IIHSの安全性評価において最高評価を獲得

 三菱自動車は、新型『アウトランダー』のガソリンエンジンモデルが米国道路安全保険協会(IIHS)*1の安全性評価において、最高評価である「トップセーフティピックプラス(TSP+)*2」を獲得したと発表した。 

▲新型『アウトランダー』
▲新型『アウトランダー』

 今回の「TSP+」評価は、ヘッドライトの光軸調整を行った2021年6月以降に生産された米国仕様車が対象となる。新型『アウトランダー』はIIHSの耐衝撃性能試験、対車両および対歩行者での前面衝突予防試験、ヘッドライト性能試験において、高い衝突安全性能と予防安全性能が評価された。

 新型『アウトランダー』は2021年4月に北米で発売を開始したクロスオーバーSUVで、ドライバーが安心して運転を楽しめるよう、充実した先進安全技術を搭載している。高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイ・パイロット)*3」は、レーダークルーズコントロールシステム[ACC]と車線維持支援機能[LKA]を統合した制御で、車間距離と車線中央付近をキープしながらの走行をサポート。また、ナビリンク機能搭載車は、地図上のカーブ情報を活用して自動で速度を調整し、運転操作の負担を減らすことが可能だ。
 
さらに、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]、前方衝突予測警報[PFCW]、後側方衝突防止アシスト[ABSA]、車線逸脱警報システム[LDW]、車線逸脱防止支援機能[LDP]など多数の予防安全機能*3を装備しており、三菱自動車独自の衝突安全強化ボディ「RISE*4」と、運転席のフロントセンターエアバッグやセカンドシートのサイドエアバッグを含む計11個のエアバッグとあわせて、安全な運転をサポートする。

 日本においては、今冬にプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを設定し発売を開始するとアナウンスされている。

▲「新型『アウトランダー』は「威風堂々」をコンセプトとし、スタイリング、走行性能、上質感を大幅に進化させたSUVだ
▲「新型『アウトランダー』は「威風堂々」をコンセプトとし、スタイリング、走行性能、上質感を大幅に進化させたSUVだ

*1:米国道路安全保険協会(IIHS、Insurance Institute for Highway Safety)は市販車の衝突試験を実施し、安全性評価を行う非営利団体。
*2:「トップセーフティピックプラス(TSP+、TOP SAFETY PICK+)」を獲得するには、IIHSの6種類すべての耐衝撃性能試験において「Good」、前面衝突予防評価において対車両および対歩行者で4段階評価の上位2点となる「Advanced」または「Superior」を獲得し、4段階評価の上位2点となる「Good」または「Acceptable」評価を得たヘッドライトを標準装備している必要があります。新型『アウトランダー』の「TSP+」評価は、ヘッドライトの光軸調整を行った2021年6月以降に生産された米国仕様車が対象となります。
*3:車両の仕様と機能はグレードや市場によって異なる場合があります。
*4:Reinforced Impact Safety Evolution

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