横浜ゴムの最新スタッドレス「iceGUARD 7」が2021年度グッドデザイン賞を受賞

 横浜ゴムは乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 7(アイスガード・セブン)」が10月20日、2021年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。

「iceGUARD 7」は「YOKOHAMAスタッドレスタイヤ」の第7世代の新商品。「アイスガード」が一貫して追求してきた「氷に効く=氷上性能」を向上させたほか「雪に効く=雪上性能」もレベルアップした。両立が難しい氷上性能と雪上性能をバランスさせるとともに、スタッドレスタイヤの課題であった性能持続性も併せ持った点が評価された。

 横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。

 タイヤ商品では2016年から6年連続でグッドデザイン賞を受賞。「ADVAN」は2商品、「GEOLANDAR」は6商品、ウィンタータイヤは今回の「iceGUARD 7」を加えて2商品が受賞するなど当社の高付加価値商品はこれまでにも高い評価を獲得してきた。


審査員からのコメント
同社の乗用車用スタッドレスタイヤiceGUARDは、路面凍結による氷対策を重要視してきたが、4年ぶりのこの新製品は、氷対策と相反する作用が必要な雪対策にも新境地を開いたものである。具体的には、接地面積が重要な氷対策を重視しながら、溝とサイプのエッジ量で雪に効かすことを達成している。また、耐久性が課題であったスタッドレスタイヤのゴムの硬化を抑え、摩耗時のサイプの太さを変えることで「永く効く」性能も兼ね備えた。

「グッドデザイン賞」は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加。グッドデザイン賞受賞作品には優れたデザイン性を象徴する「G マーク」の使用が認められる。

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