トヨタとKINTOは、現在サブスクリプションサービスで乗っているクルマを「進化」させるサービス「KINTO FACTORY」に、「トヨタアップグレードセレクション」にハリアーを、「レクサスアップグレードセレクション」にLSを新たに追加するとともに、UXのアイテムを拡充したと発表した。
「KINTO FACTORY」は、トヨタ車、レクサス車のクルマのサブスクリプションサービス「KINTO」の利用者に向け、クルマを技術革新や経年劣化に合わせてソフトウェアやハードウェアの機能・アイテムをタイムリーに反映することで、最新の状態に「進化」させるサービスだ。2022年1月に発足以降2年目に入り、東京と静岡を拠点にエリアや車種、機能・アイテムの積極的な拡大に取り組んできた。今回車種を新たに追加するとともにアイテムの拡充が行われた。
トヨタアップグレードセレクションには、トヨタ・ハリアー用に「ブラインドスポットモニターの後付け」と「パワーバックドア用のハンズフリー機能の後付け」の2点機能アイテムが追加された。
「ブラインドスポットモニター」は、後側方レーダーセンサーにより隣の車線を走行する次の車両を検知し、ドアミラーのインジケーターによってその車両の存在を運転者に知らせる運転支援システムだ。対象グレードはG "Leather Package"、G、Sで価格は99,000円(税込)。
「パワーバックドア用のハンズフリー機能」は、スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアが自動開閉する機能だ。挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付。対象グレードはG "Leather Package"、Gで、価格は33,000円(税込)。
いずれも初年度登録2020年6月~2022年10月のハリアーが対象で、2023年2月14日より大阪、愛知、福岡、千葉、静岡で施工対応する。東京では2023年春以降対応予定だ。
レクサスアップグレードセレクションには、レクサス・LS用にソフトウェアの更新を通じて、アクセル操作時のレスポンスと加速フィーリングをそれぞれ向上させる「POWERTRAIN SOFTWARE UPGRADE」が追加された。
ハイブリッド車(LS500h)では、パワートレインを制御するコンピュータを書き換えることで、使用頻度が多い走行領域でのバッテリーアシスト量を増加し、より余裕のある加速を実現する一方、発進の際のエンジン最高回転数を低めに設定することにより、静粛性も向上させる。初年度登録2017年9月~2019年8月の全グレードのLS500hが対象で、価格は159,500円(税込)。5年または10万kmのメーカー保証がつく。
※18年9月~19年8月の初度登録のハイブリッド車両はHV-ECU交換とセットになります。
ガソリン車(LS500)では、使用頻度が多い走行領域でのエンジントルクの立ち上がりを高め、加速の際のレスポンスを向上。さらに、シフトスケジュールを変更し、各ギヤ段で加速できる領域を拡げることで、加速の際のシフトダウン頻度を低減し、余裕のある力強い走りを実現する。初年度登録2019年9月~2022年12月の全グレードのLS500が対象で、価格は132,000円(税込)。車両保証に準じるメーカー保証がつく。
いずれも2023年2月14日より大阪、福岡で施工対応する。東京では2023年春以降対応予定だ。
レクサスアップグレードセレクションとして、レクサスUXには年次改良で追加された3つのハードウェアのアイテムを、改良前のモデルに後付けできるように対応した。
追加された「F SPORT専用オレンジキャリパー」は価格119,900円(税込)、充電用USBソケットをType-AからType-Cにアップグレードする「充電用USB Type-C」は9900円(税込)、F SPORT専用アルミフットレストは19,800円(税込)。いずれも2023年2月14日より大阪、福岡で施工対応する。東京では2023年春以降対応予定だ。