ランボルギーニ創立60周年記念。日本発のアート作品発表

60周年の記念のモットーは「The future began in 1963」

Time Gazer

Huracan STO Time Chaser_111100

 アウトモビリ・ランボルギーニは今年、創立60周年を迎えた。これを記念して日本を代表する現代美術家、IKEUCHI氏とのコラボレーションで創作した前衛的なアート作品『Time Gazer』と『Huracan STO Time Chaser_111100』を創作し、2月21日に発表した。

60周年記念のモットーを説明するステファン・ヴィンケルマン・チェアマン&CEO

 アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは「60周年という記念すべき年に、IKEUCHI氏と一緒にこの作品を発表できることをたいへん誇りに思います、Huracan STO Time Chaser_111100は伝統と革新、過去と未来を真にに調和させ、ランボルギーニの価値観を完璧に体現しています。60周年という節目に、ランボルギーニはこれからも大胆で型破りなブランドとして、挑戦を絶やすことなく成長し続けることを約束します」とコメントした。

 作品を手がけたIKEUCHI氏は「ランボルギーニのようなブランド、とくに60周年という記念すべき年にコラボレーションを実現することができ、たいへん光栄です。ランボルギーニは、私のアートと同じようにい、つねに未来をカタチづくり、つねに挑戦しようと努力しているブランドです。Time GazerとHuracan STO Time Chaser_111100は歴代のアニバーサリーモデルのオリジナルパーツを取り込んで制作しており、ランボルギーニの歴史を讃えるものでもあります。進化を続けるランボルギーニの門出として、オーナー様はもちろんのこと、多くの方にこの作品を楽しんでいただければと思っています」と述べている。

 Time Gazerはクルマのパーツとコンピュータのパーツなどを組み合わせたドライビングシミュレーターのような形態をした作品。現実の世界にあり、生活の中で実際に使われているモノから未来的で非現実的なサイバーアートを作り上げている。

 Huracan STO Time Chaser_111100は、ランボルギーニがこれまでリリースしてきたアニバーサリーモデルのローンチカラーを取り込んで作られた世界で1台のHuracan STOである。作品に使われたオリジナルパーツは、クンタッチ25周年記念モデル、ディアブロSE30、ムルシエラゴ40周年記念モデル、アヴェンタドールLP-720-4・50周年記念モデルだ。

クンタッチ

 ランボルギーニは「このプロジェクトはランボルギーニとIKEUCHI氏に共通するテーマ、[時間]と[タイムレス]を最大限に追求したものです。ランボルギーニのオリジナルパーツを用いて制作されたTime Gazerは、ランボルギーニの進化というレンズを通して、過去/現在/未来というIKEUCHI氏のビジョンを凝縮した大規模なアートピースです」と説明している。

ディアブロ

 作品名のTime Gazerは直訳すれば、「時間をじっと見つめる人」という意味。Huracan STOのTime chaserを直訳すれば「時間を追いかける人」である。

ムルシエラゴ

 アウトモビリ・ランボルギーニ・ヘッド・オブ・ジャパンのダビデ・スフレコラ氏は「このような素晴らしい作品を日本の未来を背負うアーティストと一緒に作り上げることができてたいへんうれしく思います」と語る。ランボルギーニが日本でコラボレーションを行うのは、今回が初めてである。

アヴェンタドール

 なお、60周年の記念モットーは「The future began in 1963」で、IKEUCHI氏との作品制作を含む共同プロジェクトは「Chasing the Future」と名付けられた。

『Time Gazer』

『Huracan STO Time Chaser_111100』

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