生産調整の苦境下でもホンダの登録車販売が堅調（2021年10月）

　2021年10月新車（登録車と軽自動車）販売台数は27万9336台、前月比12.2％減だった。前月比マイナスは4カ月連続（登録車は2カ月連続、軽自動車は5カ月連続）で、半導体不足や部品供給の停滞などで多くの国内の工場で実施する生産調整が響いている。そうした中でホンダは前月比約25.6％増の2万6134台を販売した。

　生産が停滞する一方で需要は堅調。夏以降に国内メーカーの新車発表が相次いで行われ、生産体制の回復が新車販売のV字回復につながりそうだ。トヨタは11月12日、「12月の生産計画は5月以来、7カ月ぶりに国内全14工場28ラインで通常稼働」となると発表しており、減産分の挽回を織り込んだ生産を予定している。

■2021年10月　登録車販売台数
メーカー＝小型乗用車／普通乗用車／貨物・バス／合計（前月台数）：占拠率（％）

トヨタ（レクサスを除く）＝33,812／33,961／9,667／77,440（87,343）：43.8%
本田技研＝13,994／12,140／−／26,134（20,811）：14.8%
輸入車＝16,286／1,505／2,292／20,083（33,954）：11.4%
日産＝7,267／4,392／2,996／14,655（20,858）：8.3%
マツダ＝6,270／1,150／238／7,658（7,914）：4.3%
スズキ＝1,364／6,110／−／7,474（6,012）：4.2%
SUBARU（スバル）＝5,594／113／−／5,707（4,651）：3.2%
日野＝−／−／4,487／4,487（5,763）：2.5%
いすゞ＝−／−／3,519／3,519 （6,354）：2.0%
レクサス＝2,841／−／−／2,841（2,819 ）：1.6%
三菱＝2,061／250／−／2,311 （3,072）：1.3%
三菱ふそう＝−／−／2,139／2,139（2,879）：1.2%
ダイハツ＝8／1,490／−／1,498（1,543）：0.8%
ＵＤトラックス＝−／−／797／797（921）：0.5%
計＝89,497／61,111／26,135／176,743（204,894）：100.0%
＊日本自動車販売協会連合会の資料をもとに作成

■2021年10月　軽自動車販売台数
メーカー＝乗用車／商用車／合計（前月台数）：占拠率（％）

スズキ＝27,725／7,104／34,829（33,840）：33.9%
ダイハツ＝19,548／10,514／30,062（31,952）：29.3%
日産＝13,981／2,027／16,008（17,346）15.6%
本田技研＝12,838／636／13,474（18,717）：13.1%
三菱＝2,541／498／3,039（5,355）：3.0%
トヨタ（レクサスを除く）＝1,348／1,016／2,364 （2,441）：2.3%
マツダ＝1,558／437／1,995（2,058）：1.9%
SUBARU（スバル）／348／474／822（1,238）：0.8%
計／79,887／22,706／102,593（112,947）：100.0%
＊全国軽自動車協会連合会の資料をもとに作成

■2021年10月　登録車と軽自動車販売台数
メーカー＝登録車／軽自動車／合計（前月台数）：占拠率（％）

トヨタ（レクサスを除く）＝77,440／2,364／79,804（89,784）：28.6%
スズキ＝7,474／34,829／42,303（39,852）：15.1%
本田技研＝26,134／13,474／39,608（39,528）：14.2%
ダイハツ＝1,498／30,062／31,560（33,495）：11.3%
日産＝14,655／16,008／30,663（38,204）：11.0%
輸入車＝20,083／−／20,083（33,954）：7.2%
マツダ＝7,658／1,995／9,653（9,972）：3.5%
SUBARU（スバル）＝5,707／822／6,529（5,889）：2.3%
三菱＝2,311／3,039／5,350（8,427）：1.9%
日野＝4,487／−／4,487（5,763）：1.6%
いすゞ＝3,519／−／3,519（6,354）：1.3%
レクサス＝2,841／−／2,841（2,819）：1.0%
三菱ふそう＝2,139／−／2,139（2,879）：0.8%
ＵＤトラックス＝797／−／797（921）：0.3%
計＝176,743／102,593／279,336（317,841）：100.0%
＊日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の資料をもとに作成