先月、登録乗用車が前年割れの中、前年超えと健闘した軽自動車(乗用車)市場は、1月も好調。前年同月比129.9%(11万7615台)の販売実績だった。
首位には2万台近くを販売したホンダN-BOX。前年並みとはいえ、Kカー市場で独走状態だ。
ランキングのTOP4が1万台超えとなり、前年を大きく上回る販売。これは生産状況も復調の兆しか?というと、実際はそうではない。首位のN-BOXでも一部車種を除き、半年程度の工場出荷見込みとアナウンスされ、他社主力モデルも3ヶ月から半年の出荷遅れが現状だ。
そこで、ダイハツは不足している部品を非搭載のモデルを設定した。タント/タフト/ムーヴ キャンバスにアイドリングストップ未装備の仕様(通常モデルに対し3万3000円安)を4月11日から発売すると発表。納期を急ぐユーザーにとっては心強い選択肢かもしれない。コロナも収束に向かいつつあるようだが、ことモノづくりに関しては簡単にすすまないようだ。