決算期の3月、普通乗用車市場が前年同月比127.1%と好調の中、SUV市場は3カ月連続で前年を上回り、同126.6%の販売実績。(本誌調べ)
3月の首位はヤリス・クロス(11,530台)。カローラ・クロスとここ数ヶ月首位争いをしてきたが、今回2位に食い込んできたのがトヨタ・ハリアー。首位とは僅か502台差の11028台を登録した。昨年から、トヨタ・ライズや、Kカーのダイハツ・タフト、ハスラーなどが上位を占めていたSUV部門のランキングでこのような上級SUVが2位になるとは少々驚きでもある。
さらに、カローラ・クロスに続いて4位にランクインしたのは、トヨタ・ランドクルーザー。RAV4やヴェゼルを抑えて7994台を登録した。ランドクルーザーはプラドと300系の2モデルの合計値であるが、8000台のうち、300系の占める台数は1890台まで増えてきた。半年ほど前までは300系は200台程度の生産数だったのは、生産停滞に加え、中東やオセアニアなど海外での人気が高く、その配分問題もあるため。(中東でのランドクルーザーの販売台数は国内の4倍以上)納車を待ちわびている方や検討者にはこの増産は朗報だろう。
3月のTOP10のうち、7車種のトヨタ(レクサス含む)車が占める結果となった。(昨年は4車種)11位には5230台を登録したクラウン・クロスオーバーが続く。SUV車比率の高い普通車登録で前年同月比150%だったトヨタの好調ぶりがうかがえる。
1=ヤリスクロス:11,530
2=ハリアー:11,028
3=カローラクロス:10,470
4=ランドクルーザー(プラドを含む):7,994
5=タフト:7,392
6=RAV4:7,267
7=レクサスNX:6,828
8=ライズ:6,657
9=ヴェゼル:5,762
10=ハスラー:5,292
11=クラウン・クロスオーバー:5,230
12=CX-5:4,384
13=CX-60:4,313
14=クロストレック:4,092
15=ジムニー:3,859
16=エクストレイル:3,533
17=ロッキー:2,616
18=CX-8:2,565
19=CX-30:2,467
20=ジムニー・シエラ:2,377