2023年3月のSUVマーケット、首位のヤリスクロスに迫るのはトヨタハリアー!4位には?(23年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)

 

 決算期の3月、普通乗用車市場が前年同月比127.1%と好調の中、SUV市場は3カ月連続で前年を上回り、同126.6%の販売実績。(本誌調べ)

 3月の首位はヤリス・クロス(11,530台)。カローラ・クロスとここ数ヶ月首位争いをしてきたが、今回2位に食い込んできたのがトヨタ・ハリアー。首位とは僅か502台差の11028台を登録した。昨年から、トヨタ・ライズや、Kカーのダイハツ・タフト、ハスラーなどが上位を占めていたSUV部門のランキングでこのような上級SUVが2位になるとは少々驚きでもある。

昨年3月は6624台でSUV部門5位だったトヨタ・ハリアー。前年比166%で2位に!

 

 さらに、カローラ・クロスに続いて4位にランクインしたのは、トヨタ・ランドクルーザー。RAV4やヴェゼルを抑えて7994台を登録した。ランドクルーザーはプラドと300系の2モデルの合計値であるが、8000台のうち、300系の占める台数は1890台まで増えてきた。半年ほど前までは300系は200台程度の生産数だったのは、生産停滞に加え、中東やオセアニアなど海外での人気が高く、その配分問題もあるため。(中東でのランドクルーザーの販売台数は国内の4倍以上)納車を待ちわびている方や検討者にはこの増産は朗報だろう。

昨年3月の登録台数は3439台でSUV部門12位だったランドクルーザー。画像はGRスポーツ

 

 3月のTOP10のうち、7車種のトヨタ(レクサス含む)車が占める結果となった。(昨年は4車種)11位には5230台を登録したクラウン・クロスオーバーが続く。SUV車比率の高い普通車登録で前年同月比150%だったトヨタの好調ぶりがうかがえる。

 

▲レクサスNX350“F SPORT”(AWD) 価格:608万6000円 全長4660×全幅1865×全高1660mm ホイールベース2690mm 車重1780kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.2km/リットル 発進時のレスポンスやトルク感を引き上げ、合わせてエンジンとトランスミッションの制御を変更することでドライバビリティ性能をいっそう高める

レクサスNXも6828台で7位にランクイン。先月から2ランク上げた。昨年実績の10倍以上の登録。

 

1=ヤリスクロス:11,530
2=ハリアー:11,028
3=カローラクロス:10,470
4=ランドクルーザー(プラドを含む):7,994
5=タフト:7,392
6=RAV4:7,267
7=レクサスNX:6,828
8=ライズ:6,657
9=ヴェゼル:5,762
10=ハスラー:5,292
11=クラウン・クロスオーバー:5,230
12=CX-5:4,384
13=CX-60:4,313
14=クロストレック:4,092
15=ジムニー:3,859
16=エクストレイル:3,533
17=ロッキー:2,616
18=CX-8:2,565
19=CX-30:2,467
20=ジムニー・シエラ:2,377

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