2022年2月国内ブランド別新車販売データ総覧。輸入貨物車にご注目を

　2022年2月の国内新車販売状況をブランド別に整理した。登録車、そして軽自動車のセールス状況をまとめた。

　登録車は輸入車が2万4794台を販売して2位。

　注目は、輸入車の貨物・バスの2693台という数字。日本メーカーの貨物車が2614台と、輸入貨物・バスの約97％は日本メーカーが占めている。中でもトヨタは2431台（普通車910台、小型車1521台）と約93％と、寡占状態に近い。

　トヨタはタウンエースのバンとトラックを販売しているが、これはダイハツがインドネシア工場で生産し、国内ではグランマックス・カーゴとトラックとして発売しているモデルのOEM車である。

　このほかマツダが164台、ダイハツが18台、三菱1台と続く。日産はキックス、マーチと乗用車は輸入しているが、2022年2月の貨物車輸入はゼロだった。

　外国メーカーの貨物車は72台、バスは7台。このうちボルボ・トラックが35台と、ほぼ半数を占めている。

■2022年2月　ブランド別新車販売台数（登録車）
ブランド＝普通乗用車／小型乗用車／貨物・バス／合計（前月計）＝占拠率
＊日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の資料やメーカー発表値をもとに作成

トヨタ（レクサスを除く）＝41,364／40,692／11,708＝93,764：100,876（43.9%）
輸入車＝19,801／2,300／2,693＝24,794：21,764（11.6%）
本田技研＝9,861／13,230／−＝23,091：20,465（10.8%）
日産＝12,045／7,177／3,639＝22,861：19,206（10.7%）
マツダ＝12,905／3,006／183＝16,094：10,324（7.5%）
スズキ＝974／6,583／−＝7,557：8,113（3.5%）
日野＝−／−／4,706＝4,706：3,916（2.2%）
SUBARU（スバル）＝4,477／114／−＝4,591：5,000（2.1%）
三菱＝3,881／288／−＝4,169：4,361（2.0%）
ダイハツ＝7／3,180 ／−＝3,187：3,183（1.5%）
いすゞ＝−／−／3,166＝3,166：2,782（1.5%）
レクサス＝2,844／−／−＝2,844：4,750（1.3%）
三菱ふそう＝−／−／2,238＝2,238：1,921（1.0%）
ＵＤトラックス＝−／−／637＝637：462（0.3%）
計＝108,159＋76,570＋28,970＝213,699：207,123（100.0%）

　軽自動車は、4万4856台を販売したダイハツがトップ。マツダは前年同月比マイナスだったが、これ以外の各社は前年実績を超えた。

■2022年2月　ブランド別新車販売台数（軽自動車）
ブランド＝乗用車／貨物車／合計（前月計）＝占拠率

ダイハツ＝28,451／16,405／44,856：41,295（31.8%）
スズキ＝30,124／9,495／39,619：36,765（28.1%）
本田技研＝26,642／3,163／29,805：27,177（21.1%）
日産＝13,464／3,408／16,872：8,454（12.0%）
トヨタ（レクサスを除く）＝1,356／1,217／2,573：2,498（1.8%）
三菱＝2,585／799／3,384：2,487（2.4%）
マツダ＝1,672／546／2,218：2,408（1.6%）
SUBARU（スバル）＝822／817／1,639：1,489（1.2%）

■2022年2月　ブランド別新車販売台数（登録車＋軽自動車）
ブランド＝登録車／軽自動車／合計＝占拠率

トヨタ（レクサスを除く）＝93,764／2,573／96,337（27.2%）
本田技研＝23,091／29,805／52,896（14.9%）
ダイハツ＝3,187／44,856／48,043（13.5%）
スズキ＝7,557／39,619／47,176（13.3%）
日産＝22,861／16,872／39,733（11.2%）
輸入車＝24,794／−／24,794（7.0%）
マツダ＝16,094／2,218／18,312（5.2%）
三菱＝4,169／3,384／7,553（2.1%）
SUBARU（スバル）＝4,591／1,639／6,230（1.8%）
日野＝4,706／−／4,706（1.3%）
いすゞ＝3,166／−／3,166（0.9%）
レクサス＝2,844／−／2,844（0.8%）
三菱ふそう＝2,238／−／2,238（0.6%）
ＵＤトラックス＝637／−／637（0.2%）
計＝213,699／140,966／354,665（100.0%）