フランスのパワーユニット別2021年新車販売データを紹介しよう。
フランスは、BEVの販売比率が、わずかではあるが10%に到達していない。ルノー、プジョー、シトロエン、DSとBEVを生産する主力メーカーのBEVラインアップが拡充すれば、シェア拡大が進む可能性が高い。
ルノーは2025年までにBEVの生産能力を年間40万台に引き上げる計画を進めている。
■フランス
パワーユニット=2021年の販売台数(前年比)/シェア
ACEAの発表データをもとに作成
バッテリーEV=162,167台(45.9%増)/9.8%
プラグインハイブリッド=141,001台(89.0%増)/8.5%
ハイブリッド=289,837台(71.6%増)/17.5%
天然ガス=172台(45.7%増)/0.0%
天然ガス以外の代替燃料=48,844台(194.4%増)/2.9%
ガソリンエンジン=667,503台(15.8%減)/40.2%
ディーゼルエンジン=349,479台(30.7%減)/21.1%
総販売台数=1,659,003台/1,650,118台(0.5%増)
フランスは2020年6月に、「12月末まで」の条件で低公害車購入の支援策を導入した。4万5000ユーロ以下の新車を購入(リース)する個人ユーザーには7000ユーロ(法人は5000ユーロ)の「環境報奨金」を支給するなど、新型コロナウイルスで疲弊した自動車産業のバックアップと、環境対策を進めた。
2021年7月からは、環境報奨金が1000ユーロに減額されている。