欧州自動車工業会(ACEA)が2023年1〜3月期(第1四半期)のメーカー(グループ)別新車販売台数(EU+EFTA+UK)を発表した。
市場全体の販売台数は323万5951台、前年同期比17.5%増と好調。欧州市場は今年3月まで8カ月連続で前年同月比を上回っている。
メーカー別販売台数はVWグループが81万8891台でトップ。前年同期比24.4%増と大きく販売を伸ばした。2位のステランティスは57万4879台、同9.7%増と堅実な成績を残した。量販車種が揃うプジョーが2桁増をマークしたものの、販売ボリュームの大きなブランドに2桁増が見られなかった点が惜しい。
ルノー・グループはその他のシェアが大きいが、その理由は14万6858台を販売したダチア・ブランドをカウントしているから。ダチア車は日本で販売されていないので、このように集計した結果である。
日本のメーカーはトヨタ・グループが23万5841台を販売し、前年同期比19.9%増を達成。日産は同42.4%増の8万2009台を販売した。
テスラは10万台には到達しなかったが、前年同期比で約3万4000台販売を伸ばした。米国に加えて、欧州でもテスラの好調・躍進が目立っている。