5月、普通乗用車セグメントの販売が前年同月比で約1.5倍となる147.4%と好調、6カ月連続の前年超えとなった。普通自動車の中心となるSUV市場も同様、同比で143.6%の販売(本誌調べ)と前年実績を大きく超えた。
SUVのランキングTOP3は先月と変わらず。先月4月、首位に186台差まで迫った2位のトヨタ・ハリアーだったが、前年の2倍近い6193台の販売ながら届かず2位。ヤリス・クロスが6740台を登録、6カ月連続の首位を守った。
TOP20圏内を見てみると、昨年の生産調整やモデルチェンジ移行期による台数減少から台数を復調してきたモデルが垣間見える。日産エクストレイルは5倍増の2068台を登録し13位に。先月の18位からも上昇してきた。昨年の7月25日発売開始なので大幅増の要因となっている。電気自動車のアリアも今月1296台を登録し、19位とランクインした。マツダは昨年5月、生産調整の影響からか普通乗用車の登録が今年の1/3だった。今年はCX-5やCX-30などの台数が軒並み増加している。
先月に引き続き、クラウン・クロスオーバーやレクサスNXは好調だレクサスNX は昨年の3倍増。新型モデルではホンダZR-Vが16位にランクイン、1567台を登録した。CR-Vがなくなった現在、ヴェゼルとともに今後の販売台数に注目だ。