6月のKカー市場(乗用車)は98397台の販売で前年同月比107.0%、前年超えの実績。主要ブランドのシェアと前年同月比はダイハツが31.6%(前年比129.7%)スズキは31.2%(同105.4%)ホンダは18.9%(同90.1%)。三菱はデリカミニ効果もあり、前年の135.3%と好調、ホンダ、日産、トヨタなどは前年を下回る実績となった。
首位は1万6040台を販売したホンダN-BOX。6月販売は前年同月比105.9%と前年超えとなったものの、N-ONE,N-WGNなどが大きく前年を下回っているため、ブランドとしての実績は前年を10%下回る結果に。2位のダイハツ・タントは1万4572台を販売、先月5月に引き続き、今月も前年の2.5倍の販売実績と好調だ。3位のダイハツ・ムーヴも1万台超え(1万1017台、前年比139.2%)を販売、ダイハツの販売シェアの下支えとなっている。
BEV車の日産サクラがKカー部門のTOP10常連になっている。先月は2773台の販売で、6月は前年の2倍、3200台あまりを販売。これは9位の日産ルークスとほぼ同数の販売ボリューム。
6月の国内のKカーを含まない登録車のBEV(電気自動車)マーケットは輸入車を含めても4110台。国産車だけでは2000台あまりの販売台数。サクラ単独ブランドでこの数字を目の当たりにすると、現時点、日本のBEVは軽EVの日産サクラが牽引しているようだ。
(※6月販売/登録台数 三菱ekクロスEV562台、日産リーフ640台、日産アリア1083台)