市場調査会社であるGfK JapanのMCI(Marketing & Consumer Intelligence)は、今後新車を購入する意向のある人に向けて行った電気自動車購入意向に関する調査結果を発表した。
調査はオンラインで実施され、調査対象国は日本のほかに中国とインドで実施された。調査サンプルは日本は800、中国とインドは900で、調査対象者は、20歳以上の免許保有者、12-24か月以内の新車購入意向者(中国・インド)、4年以内の新車購入意向者(日本)に向けて行われた。
今後4年以内に新車を購入したいという人を対象に「次に購入する車のエンジンタイプの第一候補はどれですか?」と質問したところ、最も多かった「ガソリン/ディーゼル」と答えた42%の人に対し、「電気自動車」の購入を検討すると回答した人は9%で、2021年に行った同調査の4%から上昇した。
世代別に見ると、Z世代と呼ばれる24歳以下において電気自動車を検討すると答えた人は14%で、上の世代よりも高い傾向が見られた。しかし、電気自動車だけでなく、ハイブリッド、プラグインハイブリッドも含む代替パワートレイン車全体の意向率は、57歳以上のベビーブーマー世代の61%と最も高い結果だった。
意向する車のタイプ別でみると、電気自動車を意向する人の割合は、プレミアムセダンの意向者において最も高く、プレミアムハッチバック意向者が続き、高級車を求める人において電気自動車に対する意向が高いことが分かった。
一方、オフロード/SUV/クロスオーバータイプの購入意向者は比較的電気自動車の意向率が低めだった。