先月、前年実績を久しぶりに割り込んだKカー市場(乗用車)であったが、8月は97,238台の販売で前年同月比121.8%と2ヶ月ぶりの前年超えとなった。主要ブランドのシェア(カッコ内は前年同月比)は、前月工場停止などの影響で、先月大きく前年割れしたダイハツが復調し28.1%(前年比128.8%)、スズキは31.2%(同114.9%)、ホンダは21.4%(同146.6%)。
車種別ランキングでは10月にニューモデル発売を控えたホンダ・N-BOXが台数の落ち込みもなく独走の首位。16,812台の販売は前年同月比で151%と衰え知らずのセールスを維持。2位には同前年比214%の販売で健闘したダイハツ・タント。しかしながらN-BOXに約6,000台の差をつけられている。
前月7月と比べて大きな変動がなかった全体のランキングだが、2位のダイハツ・タント、13位のホンダN-ONEが前年同月の2倍以上のセールスを上げている。
また、三菱デリカミニが2,499台の販売(本誌調べ)で10位にランクイン。デリカミニはekシリーズに含まれて台数発表されているものだが、本誌では別カウントで掲載している。シリーズでは3,593台もの販売となり、今月に至っては日産のデイズと同レベル以上のセールスボリュームを持つようになった。今後の動向に注目したい。