先月7月は前年同月比で14.9%増と好調だった、外国メーカーの輸入車登録台数(乗用車)であったが、8月は前年同月(16,826台)と比べ0.2%減(16,786台)と前年並みの販売実績となった。
首位は変わらずメルセデス・ベンツ。先月4位から首位に126台差の2位に躍進したVW(フォルクスワーゲン)は今月も2位にランクされている。
大きな変動がなかった8月の輸入車マーケットだが、ランドローバーが先月から4つポジションを上げて8位にランクイン。前年同月比で171%と好調だ。高価格帯のプレミアムSUVブランドでありながら、近年、日本マーケットでも存在感のあるセールスボリュームを維持している。
また、BMWミニがランクを3つ落として9位に。来年、新型モデルの発表が噂されていたが、9月1日にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2023」で新型MINIのワールドプレミアが発表された。早くもニューモデルへの様子見が始まっているのかもしれない。
海外メーカーの登録台数が横ばいとなった8月の輸入車マーケットだが、日本メーカーの輸入は前年同月比を上回る結果となっている。(乗用車・貨物車合わせ、前年同月比123.6%) 半導体を含めた部品調達が安定し、生産が復調傾向にあるようだ。
現在、タイやインド、英国や北米などの海外生産拠点で積極的な日本市場向けの生産がされているが、近い将来、高品質な国内ブランド輸入車がますます増えてくるだろう。