9月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は23万7816台で、前年同月比+12.4%、9ヶ月連続の増。セグメント別に見ると、普通乗用車は、15万8626台の同+18.2%で9カ月連続の増。小型乗用車は7万9190台、+2.3%で6カ月連続の増加となった。Kカー(乗用車)は同+10.8%と2カ月連続の増加だった。
首位は10月6日に3代目となる新型が発売開始されたホンダN-BOX。モデル末期でも前年実績超え(106%)の2万台を超えるセールス。2位のダイハツ・タントは前年実績の147%、14500台余りの販売台数と健闘したものの6000台もの差。3位にはスズキ・スペーシアがランクイン、9月はTOP3をKカーが占める結果となった。
需要月の9月だけあって、6位までが1万台超えの販売実績。4・5位のトヨタ・シエンタ、ルーミーは前年同月比150%のセールスで登録車のTOP2を占めた。7位のプリウスは前年比3倍以上の登録で9468台を記録。登録車でのTOP10は日産ノート、セレナ以外は全てトヨタ車という様相だ。23年度上半期(4〜9月)での乗用車販売台数ではトヨタだけが前年比135.6%と大きく伸長している。
9月のブランド別新車販売台数と前年同月比は以下の表の結果となった。安定したセールス・生産供給のトヨタの普通車の台数に加え、レクサスが今年に入って前年を大きく上回る登録を続けている。ホンダはステップワゴンが前年の2倍の登録実績、CR-Vに代わって登場したZR-Vによって普通車セグメントの上乗せに。マツダが全体の前年同月比で25%ほどのマイナスとなっているが、主力のCX-5の商品改良タイミングによるところが大きい。マツダ2やCX-30などのタイミングも重なった。三菱の軽乗用がデリカ・ミニの純増によって好調なのも注目したい。