9月に2ヶ月ぶりの前年超えとなった外国メーカーの輸入乗用車の登録台数であったが、10月再び前年割れの実績に。登録台数は16,399台、前年同月比93.1%とマイナス6.9%のセールスだ。
多くのブランドが軒並み前年割れの中、首位は変わらずメルセデス・ベンツ。前年並みの3,570台(前年同月比101%)のセールスを維持している。
トップ10の中で唯一、前年実績を超えたのはランドローバー。同177%と好調を維持している。シトロエン、マセラティも台数は少ないものの前年比200%超えと元気だ。また、先月TOP20入りしたBYDが10月も同じく18位とランクイン。ランキング外ではあるが、先日新型BEV「コナ」をリリースしたヒョンデ(HYUNDAI)が22位に9ランクアップ、84台の登録となっている。
国内ブランドの海外生産もこのランキングには入っているが、現在、輸入されている代表例としてはタイ生産の日産のキックス(1613台)、マツダのCX-3(626台)、オーストリア生産のトヨタ・スープラ(160台)、ハンガリー生産のスズキ・エスクード(96台)等がある。(カッコ内は10月の輸入登録台数)。
12月発表されるホンダWR-Vはインド生産で、全数輸入される。低価格、高品質のモデルを熟成が進んできた海外工場に委ねる傾向はこれからも進み、下記ランキングの登録比率に変化が見られていくだろう。