11月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は22万4586台で、前年同月比+16.4%、11ヶ月連続の増。セグメント別に見ると、普通乗用車は、15万295台の同+31.2%で11カ月連続の増。小型乗用車は7万4291台、-5.2%で2カ月連続の減少となった。Kカー(乗用車)は同+3.7%と4カ月連続の増加だった。前年割れの小型車セグメントに対し、普通乗用車セグメントは先月に引き続き、30%プラスの前年超え実績と好調。主要ブランドの殆どが前年超えとなり、トヨタ(同155%)レクサス(259%)の伸長が顕著だ。
先月、新型発売となったホンダ・N-BOXが2万台超えの首位。前年同月比で121%と好調を維持している。3位にはスズキ・スペーシアが2ランクアップとなり、11月はTOP3をKカーが占める結果となった。
登録車のトップは、トヨタ・ルーミーとシエンタの2モデル。1万1194台の登録台数はまったくの同数で、4位にランキング。ルーミーは同前年比、133%と好調だが、12月20日のダイハツの記者会見にあったトヨタへのOEM車両であり、出荷停止対象車両となる。来年以降、ダイハツ・ブランドの車両だけではなく、このようなOEM車両にも登録台数の影響が必至だ。
SUVセグメントではトヨタ・ヤリスクロスが6位でトップ(前年比175%)、ホンダ・ヴェゼル(同166%)も7位と好調。カローラクロスも16ランク上昇、約7000台のセールスで12位に上がってきている。
ブランド別の新車販売台数では、SUVを中心とした好調な普通乗用車マーケットもあって前述のトヨタ、レクサスが好調。SUBARUがクロストレック(3027台)、前年の2倍のセールスのインプレッサ(1857台)の貢献で前年比120%。また、好調のKカー、デリカミニ(3901台)が上乗せとなった三菱が先月に続いて大きく前年超えとなっている。