12月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は20万630台で、前年同月比+11.0%、12ヶ月連続の増。通年での前年比では19.3%の増加となった。セグメント別に見ると、普通乗用車は、13万5486台の同+19.3%で12カ月連続の増。小型乗用車は6万7213台、-3.1%で3カ月連続の減少。通年では普通乗用車が前年比30.6%増加であった。
一方、Kカー(乗用車)は同‐2.5%と2カ月ぶりの減少に転じた。12月20日以降、出荷停止となっているダイハツの前年同月比は85.2%となっているが、月末に近い出荷停止発表により影響は少なかった。1月以降の販売台数やランキングに大きな変化が出るだろう。
今月も総合ランキング首位はホンダ・N-BOX、通年で首位を守った。1月-12月の販売台数は23万1385台、前年比で+13.4%のセールス。通年2位のダイハツ・タントは前年比+47.8%と1.5倍のセールスとなったものの、年間で7万台以上の差をつけられた。
11月はルーミーとシエンタが同数で並んだ登録車のトップだったが、12月はシエンタが返り咲き全体4位に。ルーミーは同前年比、122%と好調だが、12月20日のダイハツの記者会見にあったトヨタへのOEM車両であり、出荷停止対象車両となる。来年以降、ダイハツ・ブランドの車両だけではなく、このようなOEM車両にも登録台数の影響が必至。SUV車両ではトヨタ・ヤリスクロスが8190台の登録で首位、全体の6位にランキングされている。
ブランド別の新車販売台数では、SUVを中心とした好調な普通乗用車マーケットもあって前述のトヨタ、レクサスが好調。ホンダ、SUBARU、三菱が前年超えとなった。SUVが好調なレクサス、ホンダ、軽(デリカ・ミニ)が好調な三菱がそれぞれのセグメントで前年比1.5倍以上セールスとなっている。