12月の軽乗用車市場は100,941台の販売で前年同月比97.5%と5カ月ぶりの前年割れの実績。主要ブランドのシェア(カッコ内は販売台数の前年同月比)は、ダイハツが27.5%(85.2%)、スズキは29.5%(同95.7%)、ホンダは23.8%(同108.3%)だった。ダイハツの認証不正問題による出荷停止は12月20日からであったため、営業日数的に影響は最小化されたものの、ダイハツ単独の下げ幅は他ブランドより大きい。
12月モデル別首位は19681台販売のホンダN-BOX。秋のフルモデルチェンジ時、生産切り替えによる販売ダウンも最小化し、年間を通して一度も首位を譲ることなくTOPを守り続けた。年間販売台数でも全乗用車モデルTOPのセールスだ。
2位はダイハツ・タント。2023年通年で前年比147%と好調、前年超えを続けてきたが、12月販売は前年比97%と出荷停止の影響がでたようだ。
下記ランキングではタフト(本誌ではSUV車として別カウント)を除外しているが、軽乗用車のTOP10セールスのうち、ダイハツ4車種がしばらく出荷停止状態となるわけで、1月の販売ランキングは混沌としたものになるだろう。
■カー・アンド・ドライバー調べ
(※ジムニーやタフトなどのSUVモデルは別カウント)