12月乗用車販売ランキング、首位はトヨタ・シエンタ!(SUV・軽自動車を除く販売台数ランキングTOP20・2023年12月)

 
 12月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は20万630台で、前年同月比+11.0%、12ヶ月連続の増。セグメント別に見ると、普通乗用車は、13万5486台の同+19.3%で12カ月連続の増。小型乗用車は6万5144台、-3.1%で3カ月連続の減少となった。

トヨタ・シエンタ

登録車首位(SUV除く)のトヨタ・シエンタ。23年下半期の殆どはシエンタがトップだった。

 

 先月、SUVを除いた登録車ランキングで、11,194台の同数登録首位となったトヨタ・シエンタとルーミー、12月はシエンタが9390台を販売し、再び首位を奪回した。その差は僅か400台ほどであった。2位のルーミーは前年比120%と好調、前年並み(同100%)のシエンタに対して、追い上げムードであったが、ルーミーはダイハツのOEM車。不正認証問題による出荷停止が12月20日より開始されたため、1月登録よりしばらく停滞するだろう。

トヨタ・プリウスZ(2リッター/FF)/価格370万円。5代目となる新型は1.8リッター(KINTO専用)/2リッター・HEVと、2リッター・PHEVでラインアップを構成。駆動方式はHEVがFFと4WD、PHEVはFFのみ

上位のポジションが定番となった好調プリウス。ルーミーの後退もあり、決算期に向け首位を脅かす存在となるか?

 

 他の車種に目を向けると、トヨタ・プリウスが安定した強さで3位に。1月以降、シエンタの牙城を崩す可能性を持つのはこのクルマか?また、先月から7ランクアップ、ホンダ・フリードが4位に躍進。
 3月、クルマ販売は需要ピークを迎える。部品供給が復調してきたとはいえ、メーカー各社、納期問題が解決したわけではなく、ダイハツの出荷停止による他ブランドへの影響も予想される。新車購入予定の方は、早めの納期(工場出荷時期)チェックをお勧めする。

新型セレナの開発コンセプトは「家族との遠出を最大限に楽しむためのミニバン」。セレナ伝統のBIG/EASY/FUNを追求した上で先進性を追求

2ヶ月連続でミニバンTOPとなった日産セレナ。先月はノアとの差は僅か22台だったが、12月は1500台の差をつけた。

SUBARUレヴォーグ・レイバック・リミテッドEX。レイバックはモノグレード構成。すでに全国のディーラーで先行予約がスタート。発売は2023年11〜12月の予定

伸長著しいSUBARUレヴォーグ。12月は7ランクアップの15位。レイバック(画像)の追加で前年度の4倍の実績。

 

■カー・アンド・ドライバー調べ
(※ヤリスクロス、カローラクロスはSUVとして別カウント)

 

 

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