決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)

 
 SUV、ミニバンが中心となる普通乗用車(3ナンバー)市場は3月も2カ月連続で前年実績割れとなった。販売数は19万7895台、前年同月比‐8.5%と前月(-5.9%)を上回る減少。乗用車(登録車)全体では同-18.6%と3カ月連続の減少。

先月に続いてSUV部門首位のスズキ・ハスラー。スズキはジムニー、ジムニーシェラも好調。

 先月に引き続き、SUVセグメントのセールスも前年同月比で-20.6%(軽自動車、国内ブランド輸入車含む・本誌調べ)と落ち込んでいる。ランキングは、スズキ・ハスラー(軽自動車)が変わらず首位、ホンダ・ヴェゼルと入れ替わり、トヨタ・ヤリスクロスが2位にランクアップした。ハスラーは前年の2倍となる10,618台を販売、軽乗用車市場が前年比78.0%と落ち込む中、大健闘している。軽自動車全体でも3位の販売台数だ。ホンダ・ヴェゼルはワンランクダウンしたものの、8,855台のセールスは前年の1.5倍、好調を維持。TOP10圏内を見てみると、先月に引き続き日産エクストレイルが前年超えの前年同月比149%・5,272台と6位、ホンダZR-Vが4,925台の7位と続く。ホンダはタイからの輸入車であるWR-Vが16位に初登場。輸入増に加え、ニューモデルも控えるホンダのシェアアップに注目だ。

▲サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第2弾として、ヤリスクロスにUグレードを設定

ヤリスはシリーズで1万7000台以上のセールスだ。画像はサブスク「KINTO」の専用、Uグレード。

日産エクストレイルG・e-4ORCE。エクストレイルは2023年春の受注再開のタイミングで全グレードを値上げ。パワートレーンは全車がe-POWER。発電用1.5リッターVCターボと駆動用モーターの組み合わせ。エンジンは先進の可変圧縮比仕様。パワフル&静粛で燃費も良好。

全車がe-POWERの日産エクストレイル。発電用1.5リッターVCターボと駆動用モーターの組み合わせ。ここ最近はランキング上位の常連に。

トヨタ・クラウンスポーツRS(PHEV)/価格:765万円。RSは「クルマを操る楽しさ」に徹底的にこだわった環境対応モデル。PHEVシステムは2.5リッターエンジン+モーター、そして大容量バッテリーで構成。RSの満充電EV走行距離は90km。電欠してもHVとして力強い走りが楽しめる。HV時のWLTCモード燃費は20.3km/リッター、満タンでの航続距離は1200km以上

クラウンクロスオーバーとともに好調のクラウンスポーツ。画像はRS(PHEV)満タンでの航続距離は1200km以上

▲ホンダWR-V・Z+ 価格:CVT248万9300円 全長4325×全幅1790×全高1650mm、ホイールベース2650mm 車重1230kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費16.2km/リットル 写真のボディカラーはイルミナスレッドメタリック

ホンダの普通乗用車部門は前年の2.4倍のセールスだ。WR-V、オデッセイ、アコードの輸入車群に加え、ヴェゼルやステップワゴンなどの好調が要因。WR-Vは発売1ヶ月ですでに13,000台以上を受注。

ヴェゼルは4月25日にマイナーチェンジを実施。さらなる拡販に向けて万全の体制。画像はe:HEV X HuNTパッケージ

 

■カー・アンド・ドライバー調べ
(※SUVモデルはヤリス、カローラ、クラウンなどシリーズとは別ブランドとしてカウント)

 

 
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