4月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は18万1633台で、前年同月比-5.9%、4カ月連続の減少(先月の減少幅-18.6%、先々月2月は-14.4%)。セグメント別に見ると、普通乗用車が、12万6937台の同-0.1%(先月-8.5%)で3カ月連続の減少、小型乗用車は5万4698台、-17.1%(先月-37.7%)で7カ月連続の減少。対前年比の減少幅は全体的に回復傾向に。
4月の乗用車ランキング(SUV・軽自動車除く)は興味深い変動が。先月6位までダウンしたトヨタ・シエンタが1万台超えの首位に。5月20日一部改良モデルが発売となったので、新型が登録台数に影響を与えたわけではないが、底堅い人気だ。また、トヨタ・アルファードが13位から2位に急上昇、ノア/ヴォクシーをも上回るセールスとなっている。工場出荷のタイミングにも大きく左右される登録台数だが、クルマの価格上昇が嘆かれる現在、アルファードのような高価格モデルの販売傾向は興味深い。
トップ10圏内で前年超えとなったモデルはトップ2のシエンタ、アルファード以外に、ホンダのステップワゴン(214%)、フィット(139%)の計4モデル。ホンダはWR-VやヴェゼルなどのSUVが好調だが、新型フリードが6月発売予定で、さらなるシェアアップが期待される。
■カー・アンド・ドライバー調べ
(※ヤリスクロス、カローラクロスはSUVとして別カウント)