9月輸入車ランキングトップは2カ月連続でメルセデス・ベンツ。上半期(4月-9月)セールスも首位をキープ。(2024年9月・ブランド別輸入乗用車販売TOP20 )

 

9月の海外ブランド輸入車新規登録台数(乗用車)は23,167台、前年同月(26,814台)に対し、86.4%と9カ月連続の減少。一方、国内ブランドの輸入乗用車は、6,759台、同211.7%の増、海外、国内ブランド合わせた輸入乗用車計では29,926台、前年比99.7%に。 

9月輸入ブランド首位は、2カ月連続でメルセデス・ベンツ。

 9月はメルセデス・ベンツが、前年同月比111%の5,637台をセールスし、2カ月連続でトップに。TOP10で前年超えをしているのは同社以外ではポルシェとボルボという状況だ。メルセデス・ベンツは、今年度4月から9月までの上半期の輸入車登録においても好調ホンダを抑え、首位を維持している(後述)。
 全体のランキングを見ると、大きな変動はないものの、ポルシェが5つランクアップし7位、TOP10入りを果たした。前年同月比148%と1.5倍のセールスだ。

メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー。市販車のスタイリングはコンセプトモデルの「EQG」と比較して通常のエンジン車に近い印象。閉じたフロントグリルがBEVであることを物語る。G580は各輪をそれぞれ独立した4基のモーターで駆動。その場でUターンできる「Gターン」に加え、最小回転半径を大幅に小さくする「Gステアリング」機能を装備する

今年の第3四半期(7-9月)販売でメルセデス・ベンツのモデル別首位はGクラス。2,287台のセールスはMINI(4,355台)に次いで全体2位だ。写真は7月末に発表された新型メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー。

▲パワートレインは基本的にベース車の911(992)ターボSと共通で、可変タービンジオメトリー(VTG)を備えて対称に配置された2つの大型ターボチャージャーを組み込む3745cc水平対向6気筒DOHC・VTGツインターボエンジンを搭載。最高出力は650ps、最大トルク800Nmを発生する

9月の輸入車ランキング7位のポルシェ。写真の911は今年の第3四半期(7-9月)の販売で、ポルシェトップセールス(815台)だ。全体でもVW T-Rocに次いで15位に。

2024年度上半期(4月ー9月)輸入乗用車登録

 2024年度上半期(2024.4ー9) における外国メーカー車の輸入車新規登録台数は109,558台となり、前年同期( 121,247 台)と比べ9.6% の減少。となった。な お 、 日本メーカー車 を 含 め た 輸 入 車 新 規 登 録 台 数 の 合 計 は 、155,363 台 で 、前 年 同 期(150,933 台 )と 比 べ 2.9% の 増 加。
 上半期の輸入ブランド上位5社は以下の通り。(国内メーカー含む)

1)メルセデス・ベンツ 26,346台 (前年比107.6%)
2)ホンダ       25,447台 (同31,416.0%)
3)BMW         17,490台 (同104.0%)
4)アウディ      10,774台 (同93.6%)
5)VW         10,409台 (同63.8%)

以降、BMW MINI(同79.4%)、ボルボ(同88.3%)、ポルシェ(同115.5%)と続く

 

ホンダWR-V・Z+/価格:CVT 248万9300円。ラインアップはX(209万8800円)/Z(234万9600円)/Z+。メカニズムは全車共通。駆動方式はFF。ボディサイズは4325×1790×1650mm。生産国のインドでは全長4m以上に高額の税金がかかるため、高級車という位置付け

ホンダの輸入車台数躍進の中心はWR-V(インド生産)、9月は3,545台を登録。オデッセイ(中国生産)も1,041台と堅調だ。

 

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