12月の軽乗用場車市場は3カ月連続で前年実績割れ(前年同月比94.9%)。前年実績を上回ったのはスズキ(同116.6%)、スバル(同115.7%)、マツダ(同184.9%)の3社。24年度(1-12月)の年間軽乗用市場は前年比で89.6%、120万2095台のセールスとなり、前年を14万台近く下回る結果となった。
主要ブランドの12月シェア(カッコ内は販売台数の前年同月比)は、スズキが36.3%(前年同月比116.6%)、ダイハツは25.2%(同86.8%)、ホンダは19.1%(同77.2%)、日産は10.7%(同87.0%)。年間(1-12月)での同シェアは、スズキが38.8%(前年比116.0%)、ダイハツ18.3%(同54.8%)、ホンダ21.4%(同89.2%)、日産12.5%(同98.9%)。
ホンダN-BOXは7カ月連続で販売台数TOP。前年同月比75.4%だったものの首位をキープ。2位は前年実績超えを続けるスズキ・スペーシア。4位5位にランクされたダイハツ・ムーヴ、スズキ・ワゴンRは前年同月で120%以上のセールスと好調だ。
24年度(1-12月)でのモデル別販売ではホンダ・N-BOXが20万6272台でトップ。前年の23万1385台から2万5000台ほどダウン(前年比89.1%)したものの、2位のスズキ・スペーシアに4万台以上の差をつけた。しかしながら、スペーシアの16万5679台のセールスは前年比135.5%と大きく伸長しており、軽乗用の全体需要が10%マイナスの中、大健闘したと言えよう。
■カー・アンド・ドライバー調べ
(※ジムニーなどのSUVモデルは別カウント)