2025年1月の軽乗用場車市場は4カ月ぶりに前年実績を上回った(前年同月比120.9%)。
主要ブランドの1月シェア(カッコ内は販売台数の前年同月比)は、スズキが35.2%(前年同月比112.9%)、ダイハツは27.3%(同249.2%)、ホンダは17.4%(同88.7%)、日産は12.7%(同96.3%)。ダイハツが対前年比で249.2%と大幅に伸長したが、前年の同時期に出荷停止をしていたため。
ホンダN-BOXは16,394台のセールス(前年同月比94%)、8カ月連続で首位をキープ。2位は前年同月比132%と好調スズキ・スペーシア。首位との差は僅か1500台だ。
ダイハツを除いて全体的に前年を大きく上回るモデルが多くないため、前年より20%増となった1月の軽乗用マーケットは、昨年のダイハツ出荷停止期間の影響によるもの。出荷再開されたのは昨年の3月以降であり、この現象は今年の夏前まで続くだろう。
スズキ・スペーシアは1月、前年同月比132%と復調のダイハツ車以外で唯一前年を大きく上回っているモデルだ。写真はアウトドア志向でより道具感を演出したスペーシア・ギア・ハイブリッド。価格は195万2500〜215万7100円。
前月12月よりワンランクアップ、日産サクラ。前年並みの実績ながらトップ10入りと健闘。安価な輸入EVが増える中、今後の動向は? 写真はサクラG(308万2200円)一充電走行距離はWLTCモードで180km
■カー・アンド・ドライバー調べ
(※ジムニーなどのSUVモデルは別カウント)