決算月、3月の全ジャンルの乗用車マーケットは?(25年3月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )

 3月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は28万8234台で、前年同月比+7.2%と3カ月連続の増加。セグメント別では、普通乗用車は20万1511台、同+1.8%、3カ月連続の増加。8万6723台、同+22.2%と3カ月連続の増加。軽乗用車は13万2645台、同+15.0%、3カ月連続の増加。

3月ランキングトップ、年間販売台数でも乗用車首位のホンダN-BOX。写真は4月18日改良され、追加されたファッションスタイル2トーン

 決算月の3月は、全ての乗用車セグメント(軽・小型・普通・輸入車)で前年販売台数を上回る実績に。2025年に入って1月以降、3カ月連続全セグメントで前年度超えという状況。
全モデルのランキングではホンダN-BOXが、2万3627台のセールス(前年同月比116%)と好調、2位に7000台以上の差をつけ、首位を独走。2位には前年実績割れとなったものの、スズキ・スペーシアが1万6463台を販売し、好調を維持している。また、3位には最近続いた軽自動車TOP3独占の牙城をトヨタ・シエンタがランクアップにより崩している。ホンダ・フリードは前月に続いて好調を維持し5位、日産ノートも2ランクアップで1万台超えのセールスとなった。SUVセグメントではトヨタ・ヤリスクロスが、Mクラスのミニバンでは日産セレナがそれぞれトップセールスとなっている。

トヨタ・シエンタ・ハイブリッドZ(7名乗り/FF)/価格:THS 303万3600円。シエンタはX/G/Zの3グレード構成。価格帯は199万5200〜323万4600円。1.5ℓハイブリッドと1.5ℓガソリンの2種。ハイブリッドはFFに加え4WDが選べる

1万2644台を登録し、登録車首位のトヨタ・シエンタは前年同月比139%と好調。

ホンダ・フリードe:HEV AIR・EX(6人乗り)/価格:269万7200円(FF)/292万8200円(4WD)。新型はスムーズで上質な走りを実現。高速クルージングを含め静粛性が際立つ

ランクアップした先月2月から5位をキープ、3月は1万台超えのセールスのホンダ・フリード。写真はe:HEV AIR・EX。高速クルージングを含め前モデル比で静粛性が際立つ

トヨタ・ヤリスクロスGRスポーツ・ハイブリッド/価格:THS 295万4000円。4180×1765×1580mmと小柄だが、張り出したフェンダーが強い存在感を主張。GRスポーツは専用形状の前後バンパーとリアロアカバーを採用。ボディも強化され、車高は標準車比で10mm低い

20年8月の発売から5年近く経つものの、販売好調なトヨタ・ヤリスクロス。3月はスズキ・ハスラーからSUVセグメント首位を奪回。写真はGRスポーツ・ハイブリッド

日産セレナ・オーテック・スポーツスペック/価格:438万7000円。スポーツスペックは大人のスポーティミニバンを追求。シートはブルーステッチ入りのビーガンレザー仕様。2列目はキャプテン形状。上質な雰囲気の内外装と意のままの加速が魅力

日産セレナは9497台をセールスし、TOP10入り。前月から6ランクアップだ。写真はセレナ・オーテック・スポーツスペック

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