小沢コージ、ついに自腹購入! 真冬こそキャンピングカー!!  極寒車中泊のススメ

top.jpg小沢コージ●クルマや時計、時に世相まで切る自動車ジャーナリスト兼TBSラジオパーソナリティ。『ベストカー』『MONOMAX』『webCG』『日刊ゲンダイDIGITAL』「カーセンサーEDGE』で自動車連載、『時計BEGIN』で時計人物連載。毎週土曜17時50分~18時TBSラジオ『小沢コージのカーグルメ』

●イマドキキャンピングカーは断熱性能が決め手!

 当連載初公開、自動車ジャーナリスト小沢コージ、実は人生初のキャンピングカーを購入した。先日YouTubeでも披露したが、買ったのは「キャブコン」と言われる小型トラックベースのキャンピングカー。
 
 選んだのは国内最大手、専業の北九州ナッツRVのベストセラーモデル、クレソンボヤージュ。車両価格は668万円!(詳しくは今後また)

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 新車で800万円以上するシロモノだが、小沢が選んだのは走行3000km以下のプレミアム中古車でほぼ新車並みのクオリティ。
 
 勉強してわかったが、日本で人気あるキャンピングカーはざっくり3種類。小沢も乗ってる「キャブコン」と、トヨタ・ハイエースベースの「バンコン」と、軽自動車ベースの「軽キャンパー」だ。

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 最も空間効率が良いのはキャブコン。なぜなら全長5m弱×全幅2m強の敷地の中に約3mのキャビンを載せられ、最大でダブルサイズ以上のベッドが前後2カ所とダイニングテーブルが設けられるのだ。その分、もちろん小さくないが全長5m弱ならばギリギリ都内コインパーキングにも入る。

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●なぜ真冬にキャンピングカーなのか

 さて豪雪の今シーズン、小沢は早速家族2人と雪山極寒スノボキャンプに向かった。具体的には群馬県の丸沼高原スキー場だ。

 なぜ真冬なのか? 一般的にキャンピングカーというと夏の山や海を思い浮かべると思うが、実は違う。
 
 今や(本当は昔から)キャンピングカーはオールシーズン使うモノなのだ。

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 なぜならキャンピングカーは車内で立つことや寝ることができるスペースの広さ、キッチン、水道、冷蔵庫のあるなしに注目が集まるが、最大の特徴がある。
 
 それは「断熱性」だ。

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 ナッツRVも専用35mm厚の断熱スチレンフォームを樹脂で挟んだパネルが天井、サイド、床に採用されていて、真冬でも暖房1つあれば十分。
 
 この「暖房」、意外と知られてないのが最新キャンピングカーでは当たり前のFF(強制排気)ヒーター。
 
 コイツは通常の鉛バッテリーを使わず、サブバッテリーで動く上、燃料は燃料タンクからガソリンか軽油を直接取るから給油の心配も無い。
 
 オマケに燃焼する空気を外部から取り込むから一酸化炭素中毒の心配もない。

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 いわゆる超ラクな石油ファンヒーターが通常のエンジン暖房とは別系統で付いているわけで、これが本当に暖かい。しかも一晩でガソリンを2L使うだけと経済性にも優れている。
 
 さらに言うと、最近のキャンパーで当たり前なのがサブバッテリーシステム。特にクレソンボヤージュの「エボライト」システムは3つのディープサイクル鉛バッテリー搭載だから、4~5時間の走行でフル充電されて、家庭用エアコンを8時間も使える!

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 今回は冬なのでエアコンは必要ないが、照明、オーディオ、パソコン、iPadなど一晩どころか1日中付けても電気が切れないし、エンジンをアイドリング始動させる必要が無い。
 
 まさに無人島に行っても給油さえすれば平気で一週間暮らせるクルマなのだ。
 
 実際、今回3人で2泊3日のスノボ旅をしたが快適そのもの。
 
 給油は行く前と群馬と帰宅後に満タンにしたが、その気になれば現地の1回で済むだろう。トータル1万円ちょっと。

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 肝心の暮らしぶりだが案の定、車内泊は超快適で大人1人と子供2人がゆったり寝て、食事もできる上、帰りは日帰り温泉でも入ってスノボの疲れを癒し、駐車スペースで仮眠も可能。
 
 コスト節約になるし、楽しいのでみんな大喜び。唯一の問題は、車内で一度カレーを作ったらカレー匂いが蔓延してしまったことぐらい。キャンピングカーは換気も大切! 専用天井ファンを回せばOKだ。

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 というわけで、次回はキャンピングカーの走行性能と驚異のブリヂストントラック専用スタッドレス=ブリザックの実力をお届けしよう。

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