今回のゲストはさまざまなまイベントの演出やプロデュースでご活躍されている小栗了さん。弟は人気俳優のひとり、小栗旬さんであり、関連エピソードも交えて、小栗さんとクルマの関係について紹介する。まずは、クルマとの出会いから。
「18歳のとき、高校在学中に免許を取得しました。母のクルマ、トヨタ・スプリンターを乗り回していました。大学に進学するのではなく、渡米することを決めていたので友達が受験勉強している間に教習所に通って、卒業式にはクルマで行きました(笑)。クルマに乗るようになって、行動範囲が広くなって、友達と夜にはお台場に出かけて、当時はフジテレビもできてなくて、何もなかったんですけど、友達と一緒に乗れるだけ乗って、夜な夜なでかけていましたね。僕らの頃はまだバブルの残り香があって、先輩に誘われて山下公園でナンパ待ちしている女の子を探しに行ったりして、まったくうまくいった記憶はないんですけど(笑)、帰りに川崎あたりでラーメン食べて帰る、そんなふうに楽しんでいました」。
平成初期、スマホもなければ携帯電話の普及すら進んでいない時代、あの頃はクルマがコミュニケーション・ツールでもあったと思い出させる。
小栗さんのカーライフ、指揮者・小澤征爾さんに呼ばれたアルバイトの話、弟の小栗旬さんとのエピソードなどは本誌でお楽しみください。