ホンダNSX-R
「レーシングカーに極めて近いスポーツカー」をコンセプトに開発された1st・NSXのエボリューション仕様、NSX-Rの復刻版カタログ。カタログは1992年11月版( 30ページ編集/実寸345×257mm)。NSX-Rは速さと楽しさを究極まで高める手法として「細部までこだわったチューニング」を施したのがポイントです。中でも徹底したのは軽量化。標準車比120kgのライトウェイト化(車重1230kg)により馬力当たり荷重は4.82kg/psから、4.39kg/psに向上。これは出力換算で27.5psのパワーアップに相当しました。心臓部のC30A型・3ℓ・V6DOHC24V・VTECユニット(280ps/7300rpm、30.0kgm/5400rpm)は、クランクシャフトのバランス精度向上と、ピストン/コンロッドの重量精度向上によりポテンシャルをアップ。5速MTのファイナル比ローギアード化(4.062→4.035)と相まって、シャープな加速を披露しました。ボディサイズは全長×全幅×全高 4430×1810×1160mm、新車時の価格は970万7000円でした。
※資料提供/ブックガレージ