トヨタ・マークIIは、バブル期の象徴的な存在だった「ハイソカー」の代表。1988年8月に登場した6代目マークIIは、日本ベストを貫いた設計思想と上質な内外装、そして静かで滑らかな走りに人気が爆発。多くのユーザーから、チェイサー、クレスタの兄弟車と共に絶大な支持を獲得しました。カタログは、ラインアップに「3.0グランデG」が追加された1990年3月版(実寸298×246mm/42ページ編集)。3.0グランデGは、自動車税の改正で“3ナンバー車”の税額が大幅に安くなったのを受けて登場したフラッグシップ。2954ccの直6DOHC24V(7M-GE型:200ps/27.0kgm)を搭載し、電子制御4速ATと組み合わせていました。ボディタイプは4ドアHTと4ドアセダンが選べ、主力となる4ドアHTのサイズは全長×全幅×全高4690×1710×1375mm。装備は電子制御サスペンション(TEMS)、4輪ESC(ABS)、プログレッシブパワーステ、デジタルメーター、マルチアジャスタブルパワーシート、オートAC、6スピーカーオーディオなど、ハイソカーらしく充実していました。
※資料協力/ブックガレージ