2003年のイヤーカー、スバル・レガシィ(BP5/BL5型)の復刻版カタログ。4代目はレガシィのアイデンティティをさらに鮮明にしたドライバーズカーだった。主要モデルは“グランドツーリング・スペシャルティ”を標榜したツーリングワゴンと、B4を名乗るセダンの2種。ワゴンは2003年5月、B4は翌6月に発売された。開発テーマは「走らせることが大きな歓びとなる、乗る人の期待をさらに超えるクルマ」。スバルのアイデンティティであるシンメトリー4WDと水平対向ユニットを徹底的に磨き上げ、超一流のドライビング体験を提供した。主力となる2リッター・ボクサーターボ(MT280ps/AT260ps)はターボのツインスクロール化でターボラグを解消。さらに旧型比で最大100kgの軽量化により、一段と意のままのハンドリングを実現したのが光った。4代目は全幅こそ3ナンバー規格に拡大されたものの、日本の道路環境に適したサイズと相まって、理想のレガシィを具現化していた。写真のカタログは2003年6月版(原寸297×211mm/62㌻編集)
※資料提供/ブックガレージ